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(回答先: 中国共産党中央政治局・・・ 金融の主要6任務 ―― 強調 【チャイナネット】 投稿者 hou 日時 2007 年 1 月 24 日 20:44:57)
http://j.peopledaily.com.cn/2007/01/24/jp20070124_67227.html
企業経営には「愚直さ」必要 珠海格力電器総裁
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珠海格力電器公司の董明珠・副董事長(副会長)兼総裁がこのほど、企業経営に必要な精神をテーマに次の論考を寄せた。董副董事長は中国中央電視台(CCTV)から、2006年の経済界を代表する人物に選ばれている。
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改革開放のスタートから現在に至るまで、中国企業の大部分は金儲けのためなら何でもやり、利益を尺度として企業の発展を考えてきた。しかしこうした「利益のものさし」は往々にして企業を利益追求の泥沼に追いやり、(そこから生じる)価格競争、同質化、生産能力の過剰などといった問題が中国メーカーに逃れようのない後遺症を与えてきた。
世界の経済発展の歴史をみると、長らく業界の発展を牽引してきたリーダー的企業の発展の中核的エネルギーは、多くの場合「愚直さ」と「損失を恐れない精神」にあることが容易にわかる。フォードがその昔、自動車造りだけに没頭し、金融関連事業に手を出さない「愚直さ」をもっていなかったならば、今日のフォードはなかった。ビル・ゲイツ氏が巨額の利益を上げる不動産業を放棄し、ソフトウエア産業に専心する「愚直さ」をもちあわせていなかったならば、今日のマイクロソフトはなかった。ここからいえることは、企業の未来を真に支えることができるのは、単なる技術ではなく、こうした集中力の高い精神であるということだ。
私が理解するところでは、このような精神というのはつまり、空論を口にせず、実際に行動し、消費者のニーズに誠心誠意向き合い、社会的責任を主体的に引き受ける精神だ。こうした精神があれば、人間の力と知恵とを無限に集結させ、最高レベルの自主革新を実現し、民族的ブランドを創造し、中国の製造業と経済を発展させ、世界レベルに引き上げることが可能になる。
偉大な企業とは、思考と努力とにより、部品を一つずつ積み上げて建設されたビルであるべきだ。ビルの高さは、地盤の堅さで決まる。「思いがけない幸運」や「投機チャンス」は必要ではなく、着実に事を行う精神を備え、理想に向かって一歩ずつ進んでいけば、未来へ歩き出すことができる。
フォードは約100年前にこのようにして成功した。それから約100年経った今日でも、企業を経営し、事業を行うには、こうした精神が必要だ。私が経営する格力社の長年の発展プロセスは、「企業の発展には、中核的競争力を備えるだけではだめで、より重要なのは心のレベル。企業の精神文化を充実させることである」ということをわれわれに深く理解させてくれた。(編集KS)