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欠陥ガラス溶融炉の悲痛な叫びが六ヶ所再処理工場は動かしてはならないと訴えている(再処理・プルサーマルをめぐる動き)
http://www.asyura2.com/07/genpatu4/msg/568.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 7 月 07 日 18:40:27: twUjz/PjYItws
 

(回答先: ガラス固化再開直後、装置の故障?でまた停止 六ヶ所再処理工場営業運転の危険(JANJAN) 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 7 月 07 日 18:28:39)

http://fukurou.txt-nifty.com/pu2/2008/07/post_813c.html

2008年7月 5日 (土)
欠陥ガラス溶融炉の悲痛な叫びが六ヶ所再処理工場は動かしてはならないと訴えている

 六ヶ所再処理工場のガラス固化溶融炉は7月2日深夜、ガラスがうまく流下せずに停止しました。再開してわずか1日、トラブルは1本目で生じたのです。問題のガラス固化溶融炉は、白金族元素の堆積によるトラブルにより、昨年12月からほぼ半年の間止まっていました。調査の過程で根本的な欠陥が明らかになったにもかかわらず、原子力安全・保安院は6月30日に運転再開を容認しました。今回のトラブルは、この再開容認が間違っていたことを明らかにしました。日本原燃は、前例がなく原因は不明、再開の目処は立っていないとしていますが、前回のトラブルで下部に溜まった白金族元素を含む残留物が流下ノズルに残り、これが影響したような場合には手の打ちようがないでしょう。

 原燃にとって、再開後の運転は、決して失敗が許されないものでした。ボロが出ないうちに早々に試験を終える手はずまで整えていました。それでも失敗したのです。欠陥ガラス溶融炉の悲痛な叫びは、アクティブ試験を即刻中止することを求めています。六ヶ所再処理工場は動かしてはならないと訴えています。今こそ、再処理止めよ!との声を上げていきましょう。

■東奥日報
◆ガラス固化試験を停止/原燃
2008年7月3日(木)
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2008/20080703124715.asp

 日本原燃は三日、六ケ所再処理工場で二日再開したばかりのガラス固化体(高レベル放射性廃棄物)製造試験を、ガラス溶融炉の加熱の不具合のため、同日中断したと発表した。環境への影響はないが、法令が定める「故障の修理のため特別の措置を必要とする」事例と判断し、国の原子力安全・保安院に報告した。原因は不明で、試験再開の見通しは全く立っていない。原燃が目指していた再処理工場アクティブ試験(試運転)の七月内終了は、ほぼ不可能となった。
 原燃の説明によると、二日正午に製造試験を再開し、溶融炉のガラスに高レベル放射性廃液を加えながら、午後九時十一分、最初の固化体容器へガラスを流下させる作業を始めた。
 しかし、作業開始から間もなく、容器への注ぎ口となる流下ノズルを適切に加熱できない状態に陥り、ガラスの粘りが強まって流れなくなり、同九時四十三分に作業を中断。炉をさらに加熱するなど対策を講じて作業を再開したが、それでもガラスは流れず、三日午前零時五十八分に流下作業を停止した。
 その後、データ収集を行うとともに、同五時半には炉を流下作業をしない状態に切り替え、三日正午に製造試験中断を最終決定して国へ報告した。
 ノズルは、流下作業時には、周囲に巻き付けた銅製の高周波加熱コイルで熱を加え、ガラスをスムーズに流す一方、作業終了時には空気を吹き付けガラスを固め、流下を止める“栓”代わりにする仕組み。今回はこのコイルに不具合が生じた可能性があるが、再処理工場では前例がなく、さまざまな原因を視野に確認を進めているという。
 ガラス固化体製造をめぐっては、溶融炉の底に廃液中の金属(白金族)が堆積(たいせき)する不具合が発生し、二〇〇七年十二月に試験が中断。原燃は半年をかけて炉の運転方法の改善を検討し、国の了承を得て試験を再開したが、その直後のトラブルとなった。

■原燃
http://www.jnfl.co.jp/press/pressj2008/pr080703-1.html

平成20年7月3日
報道関係各位
日本原燃株式会社

ガラス溶融炉運転性能確認試験の停止

 ガラス溶融炉運転性能確認試験につきましては、ガラス溶融炉の試験運転の諸準備が整ったことから7月2日正午に再開しました。
 ガラス溶融炉内の温度が所定の値に達したことから、同日21時11分からガラスの流下を開始しましたが、十分な流下が確認されず、21時43分流下操作を一時停止しました。
 その後、22時36分から流下操作を再開しましたが、十分な流下が確認できなかったため、7月3日 0時58分に流下操作を停止しました。
 現在、通常の運転モードから白金族対策を考慮した低温保持運転モードへ移行しており、原因について調査中です。
 本事象については、「使用済燃料の再処理の事業に関する規則」第19条の16第2号にあたるとして国へ報告し、また同旨を青森県、六ヶ所村に対しA情報として通報しましたのでお知らせします。
 なお、本事象による施設内外への放射線等による影響はありません。

以上

■保安院
日本原燃(株)再処理施設高レベル廃液ガラス固化建屋ガラス溶融炉Aにおけるガラスの流下停止について
http://www.meti.go.jp/press/20080703006/20080703006.html

2.原子力安全・保安院の対応
 本事象は、再処理施設の故障があった場合で、当該故障に係る修理のため特別の措置が必要であり、再処理に支障を及ぼすと判断されたことから、法令に基づく報告があったもの。
 原子力安全・保安院としては、今後、事業者が行う原因究明及び再発防止策について、報告を受け、厳格に確認してまいりたい。
 なお、現地の原子力保安検査官により、放射性物質の閉じこめ機能は維持されていること、本事象に伴い、敷地境界周辺のモニタリングポスト等の指示値に異常がないことを確認している。

 


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