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(回答先: ガラス固化トラブルに原燃困惑 (東奥日報) 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 7 月 05 日 19:59:39)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080704-00000021-khk-l02
再処理工場 ガラス固化試験また停止 再開直後
7月4日11時0分配信 河北新報
日本原燃は3日、試運転中の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)で、高レベル放射性廃棄物のガラス固化試験を、装置のトラブルで停止した、と発表した。原燃は2日に試験を再開したばかりだったが、溶融ガラスを炉から専用容器に流下させる際、ノズルが冷えてガラスが固まり、流し込むことができなくなった。外部への放射能漏れやけが人はないといい、原燃が詳しい原因を調べている。
原燃は2日正午にガラス固化試験を再開。炉内で高レベル放射性廃液と溶けたガラスを混ぜ、約9時間後に流下作業に入った。ところが、約400キロ入りの専用容器に数百グラムしか流し込めず、作業をいったん停止した。
約1時間後に再び流下を試みたが、今度はノズルから何も出てこなくなった。ノズルを温める電熱コイルが正常に作動しておらず、ノズル内でガラスが固まっていた。今のところ、原因は不明という。
原燃は今回のトラブルについて10日以内に、国に原因と再発防止策を報告し、了承を得てから試験を再び始めることになる。
試験には1カ月程度かかることが見込まれており、原燃が目標とする今月中の試運転完了は絶望的となった。
原燃は「万全を期して試験を再開したが、想定外の事態が起きた。原因を究明して対策を立て、なるべく早く復旧したい」と話している。
試運転の最終段階に当たるガラス固化試験は、炉の底に希少金属がたまって溶融ガラスの粘性が増す不具合が発生し、昨年12月に中断。国が6月に原燃の対策を了承したことから、今月2日に再開したばかりだった。
◎国産技術未熟さ露呈/「見切り発車」批判強まる
青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場で、ガラス固化試験が3日、またストップした。設備の大半を再処理先進国から導入する中で、ガラス固化技術だけは純国産。核心部分での相次ぐトラブルに、反対派は「技術が未完成のまま、見切り発車した」との疑念を強めている。
再処理工場は、2006年3月に試運転を始めた。使用済み核燃料のせん断や溶解など、技術のほとんどをフランスやイギリスから移転したが、ガラス固化技術は茨城県東海村の実験炉で練り上げてきた。
それだけに日本原燃は自信を持ち、満を持して07年11月、商業ベースの炉でガラス固化試験に着手した。
ところが、高レベル放射性廃液に含まれる希少金属が炉の底にたまる不具合が発生。わずか1カ月ほどで試験の中断に追い込まれた。原燃は膨大な労力をかけて改善策をまとめ、ようやく国が試験再開に同意したが、わずか数時間で停止した。
正常作動しなかった電熱コイルはこれまでにトラブルを招いたことはなく、東海村での実験段階でも「トラブルの記憶はない」(原燃)ため、影響は深刻だ。
核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会共同代表の鹿内博青森県議は「固化技術は未完成だと証明されたようなものだ」と批判。原子力資料情報室(東京)の伴英幸共同代表は「炉の設計に何らかの欠陥があると考えていい。日本の再処理技術は未熟で、一度、根本から見直す必要がある」と指摘した。
三村申吾知事は「試験再開から日を置かずに停止したことは残念。国と原燃の対応を注視する」との談話を出した。
最終更新:7月4日11時0分
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