★阿修羅♪ > 原発 劣化ウラン フッ素4 > 519.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 【六ヶ所村】再処理工場 月内【5月】完成ずれ込み確実(デーリー東北) 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 5 月 17 日 13:31:39)
http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/kakunen/news/news2008/kn080519a.htm
再処理工場完成 6月のエネ相会合に間に合わず
(2008/05/19)
六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場で実施している試運転(アクティブ試験)は、実質的な試験がほとんど行われないまま、五カ月間も足踏みが続いている。日本原燃が目指す五月中の完成(試運転終了)はずれ込みが確実。本来は、六月上旬に青森市内で開かれる「G8エネルギー大臣会合」が国際的なお披露目≠フ場となるはずだったが、関係者の期待は外れる結果となりそうだ。
昨年十一月に始まったガラス固化体(高レベル放射性廃棄物)の製造試験でつまずいたのが原因。溶融炉の底に金属がたまり、十二月下旬には炉から容器へのガラス溶液注入が困難になった。
原燃は運転方法に習熟していなかったため、炉内の温度調整がうまくできなかったのが原因と分析。二月には、国の総合資源エネルギー調査会の小委員会に「運転方法の改善で金属堆積(たいせき)を防げる見通しが立った」と報告した。
ところが小委からは「見通しではなく、詳細に検討し、具体的な運転方法を示せ」と注文が付いた。現在は小委の下にあるワーキンググループ(WG)で原燃の検討作業が適切かどうかなどを検証しており、小委での再チェックの下準備の段階だ。
今月十六日に都内で二回目のWGが開かれたが、原燃から堆積原因の報告を受けたにとどまり、本題となる運転方法の検討までは話が及ばなかったという。小委に議題として上げるには、なお時間がかかりそうだ。本格稼働は秋までずれ込む可能性も出てきた。
試運転の最終段階となる第五ステップは二月に始まったが、ほかにもトラブルが後を絶たない。四月上旬に始まった核燃料のせん断は、間もなくせん断機の油漏れで中断。今月十四日には溶融炉内の気圧を低く保つ装置が停止した。
一方、国がエネ相会合の開催地に県内を選んだのは「日本のエネルギー政策上の重要拠点」であるため。その中核が再処理工場だ。昨年五月に青森開催が決まった時点では、同十一月に本格稼働を始める計画だった。
自民党県連幹部も「再処理工場を世界にお披露目する最高の舞台だ。エネルギー拠点としての青森をアピールできる」と期待を寄せていたが、中核施設は未完成のままで開催を迎えることになる。
原燃の兒島伊佐美社長は「エネ相会合を意識してスケジュールを決めていない」と強調する。
だが、完成延期が確実な状況に、会合に携わる県職員は「開催までには完成していてほしかった…」と肩を落とした。
▲このページのTOPへ HOME > 原発 劣化ウラン フッ素4掲示板
フォローアップ: