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http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/kakunen/news/news2008/kn080517a.htm
再処理工場 月内完成ずれ込み確実
(2008/05/17)
六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場の完成(試運転終了)は、日本原燃が目標とする5月中からずれ込むことが確実となった。昨年末から中断しているガラス固化体(高レベル放射性廃棄物)の製造再開に向けて、国の検討グループが16日、都内で非公開の会合を開いたが、結論を持ち越した。試験再開が認められるには、なお時間がかかりそうで、本格稼働までのスケジュールは不透明感を増している。
同日開かれたのは総合資源エネルギー調査会の核燃料サイクル安全小委員会のワーキンググループ(WG)。
固化体製造は溶融炉の底に金属が堆積(たいせき)した影響で中断しており、再開には堆積を防ぐ具体的な運転方法を小委に提示し、チェックを受けなければならない。だが小委に議題として上げる前に、まずWGで専門家が原燃からの報告内容を検討し、下準備を整える必要がある。
事務局の経済産業省原子力安全・保安院核燃料サイクル規制課によると、同日のWGでは堆積の原因分析などについて原燃から報告を受けたにとどまり、具体的な運転方法の検討などには話が及ばなかったという。
同課は「課題はかなり整理されてきたが、まだ実質的な検討に入る前の段階にとどまる」としている。WGの次回日程は決まっていないが、小委招集のスケジュールも考えれば、五月中の試験再開はほぼ不可能だ。
試験の再開後も、さらに小委で運転状況のチェックを受ける必要があるほか、完成後には、青森県や村との安全協定締結など手続きがあるため、本格稼働は秋口までずれ込む可能性も出てきた。
原燃は現時点でスケジュールを変更していないが、兒島伊佐美社長は四月二十五日の定例会見で、固化体製造中断の長期化などを踏まえ、五月の完成について「厳しくなっている」と、ずれ込みを示唆していた。
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