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(回答先: プルサーマル視界不良?/導入原発いまだゼロ (東奥日報) 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 5 月 13 日 09:01:39)
http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/kakunen/kikaku/shoushi/shoushi_12.htm
核燃サイクル小史
プルサーマル 激しい逆風まともに
(2008/05/11)
六ケ所村の再処理工場で取り出すプルトニウム利用の主役とされた高速増殖炉は、一九九五年に起きた原型炉もんじゅのナトリウム漏れ事故で頓挫。代わりに、ウランとの混合酸化物(MOX)燃料を既存原発で使うプルサーマル計画が主役として浮上した。電気事業連合会が九七年に策定した計画では、主力を担う東京、関西両電力が九九年に先行導入し、二〇一〇年度までに全国十六―十八基で実施するとしていた。
だが、一九九九年九月に茨城県東海村で臨界事故が発生し、国民の原子力不信が高まると、電力業界の隠ぺい体質への批判と相まって、プルサーマルも激しい逆風にさらされる。
同年十二月、関電の計画がMOX燃料の検査データ捏造(ねつぞう)の影響で延期に。二〇〇一年には、東電柏崎刈羽原発(新潟県)の地元・刈羽村で実施の賛否を問う住民投票が行われ、反対が投票数の過半数を占めた。村は受け入れの見送りを決めた。
〇二年に東電をはじめとする電力各社の過去の原発トラブル隠しが発覚すると、事態はさらに深刻化。福島、新潟両県知事が受け入れの事前了解を撤回し、東電の計画は現在に至るまで全くめどが立っていない。
関電では、延期された計画が再び動きだそうとした矢先の〇四年八月、美浜原発(福井県)で五人が犠牲となる蒸気漏れ事故が発生。またもや延期された計画は、今年に入ってからようやく地元了解が再確認され、実施への環境が整った。
プルトニウムが利用されなければ、再処理工場は存在価値を失う。本格稼働を前に電力各社は、プルサーマルの実施に向けた動きを活発化させているが、一〇年度までの計画達成は見通せていない。(随時掲載)
プルサーマル計画
実施には国の許可と地元市町村、道県の了解が必要。実施に向けた環境が整っているのは、九州電力玄海(佐賀県)、四国電力伊方(愛媛県)、関西電力高浜(福井県)、中部電力浜岡(静岡県)の四原発にとどまる。ほかの原発でも、地元への了解申し入れなどの動きが活発化している。反対派は制御棒が効きにくいなど、MOX燃料を使う危険性を指摘している。
〈01年5月28日付本紙・刈羽村住民投票で反対過半数〉
…前略…
核燃料サイクル事業は、プルトニウムを燃料とする高速増殖炉路線を中心に据えていたが、同原型炉もんじゅのナトリウム漏れ事故で実用化が後退。
余剰プルトニウムを持たないとの国際公約を掲げる国にとって、普通の原発(軽水炉)でプルトニウムを使うプルサーマル計画は核燃料サイクル事業のほころびを繕う“最後の切り札”だった。
プルサーマル計画導入が先行して実施予定だった関西電力高浜原発は燃料データねつ造で白紙状態。続く東京電力福島原発も、同県知事の「当面拒否」表明で頓挫した。今回示された「ノー」によって、国の原子力政策は推進の足掛かりを失った。
…後略…
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