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http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/kakunen/news/news2008/kn080417a.htm
再処理ウラン貯蔵施設でIAEAの封印壊す
(2008/04/17)
日本原燃が六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場ウラン酸化物貯蔵施設で、国際原子力機関(IAEA)と文部科学省が核物質の監視用に取り付けている封印を、一カ月間で二回も立て続けに壊したとして、同省は十六日、原燃を厳重注意し、原因究明と再発防止策を二十三日までに提出するよう指示した。同省によると、封印を壊すケースは各地の原子力関連施設で起きているが、二回連続での発生は初めて。
IAEAと同省は、再処理で取り出したプルトニウムやウランが核兵器ではなく、平和利用に限って使われることをチェックするため、同工場で二十四時間態勢を敷き、核物質の保管や移動状況を監視している。
原燃によると、封印は、取り出したウラン製品が貯蔵室から持ち出されないよう監視するため、入り口付近に設置していた発泡スチロール製の箱(縦十八センチ×横二十四センチ×高さ十五センチ)。
ウラン製品を運ぶ移動式クレーンのレール上にワイヤで固定され、クレーンが無断で侵入すると壊れる仕組みになっている。
一回目は三月十五日、施設の定期検査で協力会社の作業員二人が誤ってクレーンを操作し、封印をしている貯蔵室に侵入。文科省から口頭注意を受けた。
さらに四月十日、別の作業員二人がクレーンの動作確認のため動かした際、再び誤って同じ貯蔵室に侵入し封印を壊した。同室には試運転(アクティブ試験)などで取り出したウラン約三百二十トンが保管されていた。
貯蔵室は同じフロアに三部屋あり、本来の検査作業や動作確認は、空室となっているほかの二部屋でやらなければならなかった。
文科省は、封印を壊した行為が「故意ではなく不注意のため違反とはならないが、原子炉等規制法に抵触する」とし、特に二回連続で発生したことを重くみて厳重注意とした。
原燃は「口頭注意の後、協力会社を含め注意喚起を図ったが、再び起きた。社員らに浸透していたかも含め早期の原因究明に努めたい」と話している。
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