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(回答先: 核燃サイクル小史―◇天王山 反核燃大きなうねり( デーリー東北) 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 4 月 14 日 09:13:15)
http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/kakunen/kikaku/shoushi/shoushi_04.htm
核燃サイクル小史
ウラン濃縮 着工は抜き打ち的に
(2008/04/13)
反核燃運動が盛り上がりを見せる一方で、核燃料サイクル施設の建設も着々と進んでいった。先行したのがウラン濃縮工場。着工は一九八八年十月で、青森県がサイクル施設の立地を受諾してから三年半を経ていた。
着工は当日朝に公表される“抜き打ち”となり、反対派は「姑息(こそく)な強行着工だ」と反発した。一年半後、遠心分離機を搬入する際も前日公表。それでも駆けつけた反対派を避けるため、裏門から運び入れた。
九一年七月、二月の知事選で四選を果たし、推進に県民理解を得る形となった北村正■(哉のノがない)知事(当時)が、村とともに事業者と安全協定を締結し、操業に向けた環境が整った。
だが先行きを暗示するかのように、九二年三月の本格操業前後には、トラブルによる運転停止が相次いだ。
操業を続けると、一つ目の生産系統は分離機内部にウラン化合物が付着しやすい欠陥があり、想定より早い二〇〇〇年に停止に追い込まれた。
後継の「高度化機」についても似たような欠陥を克服できず、日本原燃は同年に導入を断念。開発過程が異なる新型機に導入目標を切り替えた。
これに伴い、生産体制の構築は仕切り直しの格好に。目標の千五百トン体制が実現するのは、〇四年度から二〇年度へと大幅なずれ込みを余儀なくされた。
現行機については、七つあった系統が二〇〇〇年以降、寿命もあって次々と止まり、今年二月には残り一系統となっている。現在の生産能力は百五十トン未満。
新型機は一〇年度ごろから導入されるが、それまでは反対運動の中を搬入した現行機で細々と濃縮事業が営まれる。(随時掲載)
ウラン濃縮工場
原発用の燃料を製造する一過程。遠心分離法により、ウラン化合物の中にある「燃えるウラン」の割合を高める。四千台以上の遠心分離機を連結して、何度も遠心分離を繰り返すことにより濃縮していく。濃縮ウランの生産と同時にできる劣化ウランは、工場内に保管されており、将来は高速増殖炉などで使用するとされている。
〈92年3月28日付本紙・ウラン濃縮工場本格操業〉
…前略…
核燃の立地に伴い、村や周辺市町村に交付される交付金。激しい核燃反対運動が展開される間も、こうした国からの交付金は確実に青森県に落とされてきた。立地村・六ケ所村では村の予算の23%を占めるように、程度の差こそあれ関係自治体の財源に交付金は大きなウエートを占めていることも現実だ。
ウラン濃縮工場の本格操業は確かに事業の大きな節目ではある。だが、こうした地元の現実に目を向けると、青森県の「核燃との共存」は既に始まっているとも言える。
…後略…
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