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(回答先: 日本の悲哀の「原罪」をみた!−奥崎謙三『ヤマザキ、天皇を撃て!』 投稿者 仁王像 日時 2008 年 3 月 18 日 21:11:26)
(前掲書から)
奥崎謙三
・単純素朴な先住民族を討ち滅ぼした遠い昔の酋長の子孫を現人神などと称して、神と同義語の天なる言葉を濫用して、天皇を僭称し、それを本気で崇め奉っていたから、その当然の報いと天罰として、日本国民は正常な理性と常識をもった人間には絶対にできない戦争を始め、その挙句の果てに無条件降伏せざるを得なくなったのです。p231
・天皇に対する殺意を失った私は、天皇に石を投げるか、おもちゃのピストルを射つか、発炎筒を焚くか、カンシャク玉を鳴らすか、爆竹をはぜさせるか、何かをやって、マスコミや世間を騒がせ、それを手がかり足場として、私が独房で覚ったことをアピールすることを決心しました。p232
・私はバッテリーを売ることよりも、私が独居房で知ったことを、一人でも多くの人に少しでも知ってもらうことの方がはるかに重大なことであり、そうすることが、戦友、戦死者、被害者、父母の霊に対する本当の供養・贖罪であり、過分に生かしてもらっている自分の、自然(神)とお世話になった人々に対する報恩だと確信していた。p241
・私は天皇の名によって行われた戦争のために死んでいった戦友たちや、何百万人もの無辜(むこ)の人々のことを考えますと、天皇の犯した罪は万死に値するものと確信しておりましたから、天皇を殺すことによって、天皇や天皇的なものがなくなり、すべての人間が恒久的な真の平和、自由、幸福が得られるとしたならば、私は死刑になっても喜んで天皇を殺したいと思っていました。しかし、…そんなむなしいことにむざむざと生命を捨てる気には毛頭なりませんでした。p255-6
〔臭うぞう〜〕
奇しくも民放二社が「東京大空襲」特集で、米国による戦争犯罪をからくも暴き始めた。米国の退潮とともにいろいろなタガが外れつつあるのだと思う。この流れは原爆投下の真相や、さらには昭和天皇の戦争犯罪にまで燃え広がって行くだろう。民族の深部にたぎっている血が騒ぎだしたのだ。この大きなうねりは、いかなる権威を以ってしても食い止めることは敵わぬだろう。
このような禊(みそぎ)を潜り抜けてはじめて、民族の持てる力を発揮していくことができる条件が整うのだと思う。