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(回答先: sunflowersさん、理解できないようなので簡単に補足します。 投稿者 stix 日時 2008 年 2 月 04 日 20:24:12)
stixさん、お怒りは理解できますし、私もこの日本社会から幾ばくかの恩恵を受けて生きてきた身ですから大きなことは言えません。
とは言え、
>「避けるためにどうしたらよいのか」?
>60年以上の蓄積を舐めていませんか。
>今更チャラになると?どうやって?
>もしそんな都合の良い事が罷り通れば、人はどんな事でもできる。
>倫理も正義も何も無い事になる!
倫理も正義もないからこその今の日本社会ではありませんか?
例えば君が代不起立の問題では、全国の教師が倫理と正義と信念を持って不起立をし、
その結果、再雇用を拒まれるなど不当な扱いを受けています。
先日も再雇用を拒否したのは不当とみなした原告側「勝利」判決が出ましたが、あの判決にしても、起立/不起立のチェックを思想・信条の自由への侵害とは認めていない。
裁判官はあれで精一杯だったのかもしれませんが、あの判決を評価する声を聞きながら、
表層的な結果さえ得られればそれでよいのかと失望を感じたのは私だけでしょうか。
こうしたことの積み重ねが倫理も正義もない世の中を作ってきたのではないのでしょうか?
そして、私は60年も生きていませんから、正直言って私に当たらないでいただきたいです。
私はその半分だって生きちゃいませんよ、まだ。
文句を言うのなら自民党に投票しつづけてきた人に言ってください。
私は小泉が2005年衆院選で勝利したとき、世の中は終わったと思ったものです。
あのとき小泉側に投票した人で今苦しんでいる人がいるのなら、
それはその人の当然の報いというものでしょう。
小泉にNOを言った人までなぜ苦しまなければならないのですか?
なぜ、体を休めたい休日にまで社会問題について何かしなければ罪悪感を感じてしまわなければならないのですか?
すべて、自民党や「小泉」、安倍に投票してきた奴らのせいだ、と言いたいですよ。
しかしそれではダメなわけでしょ?
それでは世の中変えられないわけでしょ?
非・自民の人だけがいい思いをできるような都合のいい社会は作れないのです。
「宇宙船地球号」という言葉がありますが、あれのように、私たちは自民党支持者とも運命共同体なのです。
なるほど「私たち」の罪は重い。
しかしだからチャラになどできないというのなら、何をどう頑張ったって何も変えられないとおっしゃっているのと同じではありませんか?
そうではないわけですよね?
実際、あなたは、
>現に宇宙には正義があるのです。
>これはとても良いことです。だから私は、努力ができるのです。
とおっしゃっています。
まさかご自分だけ助かろうというようなお考えの方ではないはずです。
>自らが行った結果は、自らが受ける!
>この現実からどんなご都合主義者も逃れる事はできない。
地獄に行くべき人が、いかずに済み、すべてがチャラになるなんてのには私だって我慢なりません。
しかし、それとこれとは別です。
社会をよくしようとするに当たって、その恩恵を受ける対象を制限すれば、その時点でその社会は「格差」、差別・偏見のある社会となってしまうからです。
>政治的主体を獲得し得なかった日本国民の来歴の虚構に起因していますから、根は深く、現行の体制の終焉まで変更は不可能です。
(引用元:これからの現実は、敗戦後から積み重ねてきた国民行動の結果なので避ける事はできません。http://www.asyura2.com/07/dispute27/msg/395.html投稿者 stix 日時 2008 年 2 月 02 日 01:58:53)
体制の根本的変革が必要とのお考えなのですね。
同意いたします。
真に国民が自由と主権を獲得して初めて、よい社会を構築する基礎ができると考えます。
日本人の多くは真の自由と民主主義をわかっていない。
権力者や営利企業から自由、民主主義、また、安全を保障してもらおうとするようなメンタリティがあるという時点で日本人の民主感覚は終わっている、と思っています。
今の私たちは見せかけだけの自由に惑わされ、あらゆるものに抑圧されています。
抑圧を抑圧とも感じられない人が多い。
その抑圧から解き放たれて初めて、よい社会をつくるためのアイデアを各人が出せるようになり、皆で力を合わせて素晴らしい社会が作れると思うのです。
先の投稿で、以下のように言ったのはこのためです。ご理解いただけましたでしょうか?
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問題はこの状況をどう変えていくかです。
幸い、世の中にはこんな社会を変えなければならないと感じている人は多くいますし、そのために行動している人も多くいます。
今漠然とでも「このままではいけない」と思っている人を少しでも多く行動派に変えていくためにはどうしたらよいのか。
情報の真偽を見極め、情報を取捨選択し、世間の評判のよしあしでなく自分の目で物事の是非を考える有権者を増やすためにはどうしたらよいのか。
この辺りのことを考えながら、「精神的退廃」に立ち向かっていく必要があると思います。
権力者や○ックフェラーも敵ですが、彼らを抹殺したところで世の中は変わらない。
一般国民の精神のあり方を変えなければ、首がすげ変わるだけで何一つ変わりはしない。
このことを再認識しました。