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(回答先: 「死刑制度」について、何か現実的な”妥協案”はあるのかな?どうでしょう 投稿者 秋吉悠加 日時 2007 年 12 月 18 日 01:04:07)
すぐに感情的になっては話が進みません。
それはどちらの立場にもいえます。
「日本は遅れてるから、死刑廃止じゃないと駄目」
「死刑なんて残ってるニッポンはバカじゃねーの」
という態度では大きな反発を生みます。
ただでさえ死について語るのが躊躇われる国なのです。
冷静な判断材料にするために
肯定論と否定論をバランスよく取り上げ
死刑について深く考える機会を増やしていきます。
死刑と同時に裁判制度や犯罪を生み出す背景も重要ですから
そこも積極的に学びの場を与えます。
ともかく考えないで感情的に判断するのは危険な流れです。
犯罪に対しても個人バッシングへ走りがちですが
環境を無視してはこれからも同じ過ちが続くでしょう。
全てを社会のせいにするのも逆効果になります。
貧しくても起こさないものは起こさないし
起こさないという選択をすることはできます。
それに、もしやろうとしても
犯罪が起こりにくい環境なら起こせなかったかもしれません。
人から見えにくい場所だったり、暗い時間帯だったり
そういう状況で起こる場合も多いわけです。
犯人目線に立って考えることは大切で
学校でもロードマップの作成などして対策しています。
予測さえできれば多くの犯罪は防げるのだから
感情的にならず、対策を充実させるのを優先しましょう。
犯罪心理学の分野になりますが
小宮信夫氏の本を参考にされると
よろしいかと思います。