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(回答先: 軍部という暴力装置を内部から解体することなしに、ビルマの民主化はあり得ない 投稿者 ダイナモ 日時 2007 年 10 月 13 日 15:04:45)
ダイナモさん どうもです。
ダイナモさんの意見は、基本的にKの意見と差異がありません。
Kは【大まかに言って「中枢部にいる人の過半数」を説得できる条件を提示できれば「軍事政府は破綻する」でしょう。】
と書いていますが、それは
>【軍部という暴力装置を内部から解体する】
と言う事です。
仮に軍の内部構造として「全ての軍人が軍事政権に賛同している」のでない限り、条件提示のアクションによって「軍は内部崩壊する」というのが、Kの意見です。
しかし、軍内部のクーデターが少数派の反乱に終わるなら、それは失敗します。
また、クーデターを起こして「民主化を実現した」として「その軍人が民衆によって処罰されるのなら、誰もクーデターを起こしません」
その辺も全て含めて「軍事政権の構成分子に条件提示というアクションをする」事で内部崩壊となるのです。
一方の考え方として「現軍事政権の参加者は、全員が全て罪人」という考え方もあります。
こうなると、誰かが軍内部を崩壊させて「民主化」を実現しても、極端に言うと「自分を処刑させる道を作るために危ない橋を渡る」という「自分で自分のクビを絞める」という事になりますから。
内部崩壊は起こせないと言う事になるでしょう。
>【今のビルマ軍政には、中国、インド、ロシア、日本という大きな後ろ盾がいます。これらの国が一切の経済援助、武器輸出を同時に完全に停止すれば、ビルマの軍事政権は数年で崩壊するでしょう。
しかし、これらの国々は、天然資源の確保、欧米との勢力拡大競争などといった理由から、援助を停止する可能性はほぼゼロだと考えられます。】
国連決議的な取り決めとして「後ろ盾となっている国」にも「軍事政権に援助したら国際社会から村八分」とし「援助するなら、民主化勢力に直接すること」とすれば、援助は打ち切らざるを得ないだろうと思います。
「世界経済からの村八分」と「ビルマ軍事政権との友好」を天秤に掛ければ、答えは明白でしょう。