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からごころ
http://www.asyura2.com/07/dispute26/msg/535.html
投稿者 haru 日時 2007 年 10 月 10 日 20:43:08: tQR1Zy22P.JHM
 

(回答先: “民主主義”に関する参考文献です。 投稿者 如往 日時 2007 年 10 月 09 日 14:18:28)

如往さん、こんにちは。
興味深い本をご紹介いただきましてありがとうございます。
早速、注文いたしましたので届いたら読んでみようと思います。
エーリッヒ・フロムの名前は存じておりましたが、果たしてどのような人物か、どのような思想を持った人か知りませんでしたので、少し調べてみました。

エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』ノート Notes on "Escape from
Freedom" by Erich Fromm
http://www.geocities.jp/dabudabo/article/fromm.htm
> ・人間……自由となればなるほど、
     「個人」となればなるほど、

   ⇒人間に残された道は

    (1)愛や生産的な仕事の自発性のなかで外界と結ばれる。

    でなければ、
    (2)自由や個人的自我の統一性を破壊するような絆によって
                      一種の安定感を求める。
    このどちらかである。


エーリヒ・フロム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%A0
>彼は、スピノザと同じく「幸福は徳の証である」と考えていた。つまり生産的な生活と人間の幸福と成長を願う人道主義的倫理を信奉するとき、人は幸福になれるとした。  彼によれば神経症や権威主義やサディズム・マゾヒズムは人間性が開花されないときに起こるし、これを倫理的な破綻だとした。

とても興味深いです。

我々は、言葉の魔術あるいは呪縛から逃れられないでいるように思います。

>以前よりharuさんの思考の片隅を長谷川三千子著『民主主義とは何なのか』辺りの皇国史観的言説が占めていて、少なからず影響を与えているのではないかと想像していましたが、全くの臆測に過ぎぬことであったのならば己の不明を深く恥じたいと思います。


長谷川三千子さんについても恥ずかしながら知りませんでしたので、調べてみましたら興味深いサイトを見つけました。多分、この方の思想を私は受け入れられるような気がいたします。

松岡正剛の千夜千冊『からごころ』長谷川三千子
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0387.html

>われわれ日本人には「からごころ」にあたるものがある。それを取り除いて、自分たちが日本人自身であることの根拠をきれいに言おうとすると、その「からごころ」が邪魔をする。

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わたしは、一つ疑問に思っている事があります。
あるいは、解決できないでいることがあります。

それは、日本が関与した先の世界大戦に対する評価、見方を私の中でどう位置づければよいのか、、あるいは天皇に対して、、、という疑問です。
皇国史観と云われましたが、私の中ではその意味さえもぼやけております。

かの戦争について、わたしは白黒の写真と動画によって、暗く悲惨な過去を知りその印象が植え付けられています。私の中では、あの時代に色がついていないのです。そして、治安維持法や国家総動員法、あるいは赤紙といった言葉によって、幼き頃から、戦争に対する恐怖と軍と云う言葉から受ける威圧感が私の中にあります。

少し、話がそれますが、私の幼き頃には自衛隊への勧誘に対して人々の抵抗が強く、志願者もとても少なかったのですが、今は、逆に狭き門となっているようです。時代の変化をまざまざと感じます。

さて、そのようなわけで、日本が行った太平洋戦争や日中戦争、大東亜戦争、、否定的な見方がかなり強く植え付けられております。しかし、歴史を学べば学ぶほど、違った側面が見えてくるのです。それは、日本というアジア人種が、西洋人に対抗したということ、もう一つは、東洋思想と西洋思想の違い、、そして、日本固有の思想、文化、などです。

猿真似、イェローモンキー、、わたしは、物心を知る頃には、西洋人に対する劣等意識が植え付けられていました。それは、テレビなどを見る家族の反応から自然に植え付けられていったものであると思うのですが、美に対するもの、善悪に対するもの、、自然に西洋的価値観を受け入れ、それに対する劣等意識から、どう、自己を成り立たせるかへの努力、工夫をするようになっていったように思います。

つまり、西洋的なものを早く知り、自分の実にすることに奔走したのです。
ですから、必然的に、自国の習慣、風潮を蔑む価値観が生まれました。
例えますと音楽が好きでしたから、流行のロックに酔いしれ、演歌などは恥ずかしいものと拒絶しておりました。今は、真逆の趣向性を持っております。世界の中の自国の位置を意識するようになったからなのかもしれません。もしくは、この土地から受けた過去の記憶が、郷愁として蘇っているのでしょうか、、。

私は、ますます西欧化されゆく現代社会の流れを押しとどめたいと願っておりますが、その基盤がとても弱い自分を知っております。それは、過去の歴史認識と、自分が何者であるのか、の答えを知らないでいるからです。

確かに、天皇は、戦争を主導した、あるいは戦争に乗じて資産を殖やした、、
彼は確かに、戦争犯罪人といってよいのかもしれない、
しかし、我々日本人は、もう一つ、重大なことを見失っていると思うのです。
それが、古神道の中にあるのだと考えております。

古くから、美しい国に住んでいたのが私たち日本人です。
それは、多くの遺跡、遺構から想像できます。

私は今一度、あの戦争から学びなおさなければならない、そんな風に思っております。

失われた精神について、、
しかしそれは、“からごころ”が、どうしても邪魔するものなのかもしれませんが、、。

とりとめもありませんが、、失礼いたしました。

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