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(回答先: 恩返しのつもり、見ちゃいられない! 投稿者 仁王像 日時 2007 年 9 月 28 日 22:51:29)
(再掲)
@ 副島「公務員どもは、官僚の手下たちであるから、「民間との年金一元化」を死ぬほど嫌い、いやがる。なぜなら民間の分は、相当に使い込んで、なかり残高(積立て金)が減っている」(↓ブログ2007/09/28)
〔臭うぞう〜コメ〕
上の年金発言も、実は筆者の正義感を刺激していた。現在の年金統合の流れの大本は、国鉄の年金破綻が発端だった。これを救済するため、当時の自民党政権は、分母の大きい厚生年金との統合という奇策を打ち出し、それを通してしまった。分母の大きい厚生年金加入者のギセイ(おそらく国庫負担もなく)のもとに平成9年に、国鉄年金は統合された。厚生年金加入者個々人にとってはよい迷惑であったろう。(農林共済と厚生年金の統合も検討されているようだが、その行方を筆者は把握してない)。
役人が、国庫負担もないまま民間との統合を嫌うのはあり得ることだろう。同様に厚生年金加入者が国庫負担もなく、国民年金との統合されるのは、嫌うであろう。これは人情であり正当なことだと思う(民主党は、国民年金との統合を強行に主張している)。
年金統合というのは、歴代の政権の失政のツケを多くの国民のギセイのもとに取り繕うという政策、と言っても過言ではないのではないか。それを教授は、年金統合を「所与」のものとし、統合を嫌うのは正義に反するかのような言論を弄(ろう)するのである。年金統合の大きな流れの中では、小泉流のワンフレーズは、大衆の劣情に訴えることもあろう。
だから問題の立て方は、たとえば大国に貢いでいる厖大な資金のなかから一部を引き上げ、この資金でテコ入れして、国の年金制度を立てたて直す、という発想でなければならないと思う。実現の可否はともかく、問題の立て方が狂っていてはならない。(社保庁と歴代政権の失政は、別途追及する)。