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@ 副島「公務員どもは、官僚の手下たちであるから、「民間との年金一元化」を死ぬほど嫌い、いやがる。なぜなら民間の分は、相当に使い込んで、なかり残高(積立て金)が減っている」(↓ブログ2007/09/28)
A 副島「官僚どもの悪事を暴いて、そして「天下り禁止法」を作って、彼らを締め上げなければならない。これは、国家百年の大事業だ。敗戦でも官僚たちは無傷だった。安倍前首相は、官僚どもとよく闘った立派な政治家だった。ようやく、「官僚向け人材バンク法」までは作った。偉かった」(↓ブログ2007/09/28)
日本国民が過去50年間積み立てた年金は、いくら有るのか
http://snsi-j.jp/boards/past.cgi?room=sample1&mode=find&word=627+%C6%FC%CB%DC%B9%F1%CC%B1%A4%AC%B2%E1%B5%EE50%C7%AF+&cond=AND&view=10
〔臭うぞう〜コメ〕
(恩返しのつもりである。教授の昔日の著作物には大変お世話になった。昔日の雄姿?に比べると、今の姿は見ちゃおられない)
まず中身の前に、「公務員ども」「官僚ども」という言い方である。三流の三文文士の響きを感じる。大衆受けはするだろう。そして中身だが、小泉流のワンフレーズの、にわかには反論しにくい手法を感じる。@の中身はまあ良いとして、Aは問題があるのではないだろうか。いろいろ突っ込める。「天下り禁止法」の実効性が確認されないまま、「安部は偉かった」などと即断する。前のめりであろう。
次に、「敗戦でも官僚たちは無傷だった」というのは問題である。日本が勝っていたならどうなのだろうか。この文脈には、日本は敗けて当然であり、その時、官僚制度も解体されるべきであった、という暗黙の伏線がある。
師匠の小室直樹氏は『日本の敗因』のなかで、日本は大東亜戦争に勝つべきであったし、また勝つチャンスもあった、と言明している。それに対し、一部の人の「あの戦争は、やはり敗けたほうがよかったのではないか。もし勝っていたら、軍人が威張ってどうしようもあるまい。自由もデモクラシーも、日本が敗戦したからこそ得られたものではなかったのか」との指摘に対して、「自由もデモクラシーも自らの力で獲得すべきものである。断じて、他人から与えられるものではない。イギリスやアメリカ、フランスの歴史を一瞥しただけで明白である」と一言のもとに切り捨てている。
教授自身も、戦後の日本経済が目覚しい復興を遂げたてきたのは通産省主導の国策があったから、というチャルマーズ・ジョンソンの研究成果を報告しているのである。この言論とも矛盾する(本人の屈折した論理では矛盾していないのだろう)。
高級官僚の一部には腐りきっているのがいるのは事実であろう(根本には政治の腐敗がある)。しかしそれをもって、役人全体をと一からげに「悪」とする手法にファッショ的なアブナサを感じる。役人バッシングについては、森田氏のコメントB↓が非常に公平なところではないかと思う。
C↓はヤコブ・モルガン氏のコメントの一部である。深慮を欠いた官僚制の崩壊ということが、別の恐ろしい方向へ誘導されていく可能性への警戒心が教授には微塵も感じられない。「不勉強」と「隙だらけ」言論と受け取らざるを得ない。大衆受けする「預言者」たりたいと、そればかりの想いが先走ってしまうのだろう。
また、教授は小沢の「国連待機軍」構想に賛同している。小沢戦略に、意図的にか結果としてか、寄り添って行くようになるのではないか。アブナイ言論人になってしまった。
B森田実/学者とマスコミによる人権侵害に等しい公務員叩きは日本を破壊する/2006.2.27
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02489.HTML
「反公務員キャンペーンのために、国民のなかに冷酷な「反公務員感情」が芽生え始めている。このような風潮のなかで、多くの真面目な公務員が悩み苦しんでいる。真面目で公的意識を持った公務員は国の宝である。国民の真の味方なのである。全国の真面目で誠実な国家公務員、地方公務員、…は、国の宝である。このような「国の宝」は国民自身が守らなければならない。」「公務員とマスコミ人とを集団として比べたら、「月と鼈(すっぽん)」「ピンとキリ」ほどの違いがある。いうまでもなく公務員のほうがはるかに立派な人たちである。とくに最近のマスコミ人は堕落している。…「官から民へ」「小さな政府」は日本を破壊し滅亡させる暗黒の政治路線である。」
C<自衛隊をユダヤ国連軍に献上したいのだ>
小沢が目ざす日本改造のプログラムとは次の通りだ。
о自民党を政治スキャンダルで倒し連立政権を樹立する
о二大政党制をつくり一方の領袖として政治を独占化する
о官僚制を崩壊させ地方分権をはかると同時に新たな独裁制を敷く
о憲法を改正し、自衛隊を改組して国軍とするが、この軍隊は日本国民のための軍隊ではなく「世界政府」に奉仕する軍隊である
<中央集権破壊は小沢独裁のためのステップ>
・小沢が日本人を「規制」好きの国民であるとし、「規制」の緩和を目論むのは実は別の目的がある。官僚による中央集権体制の崩壊であり、日本国家の解体である。そのためには中央官庁のもつ数万とも言われる許認可権、規制を撤廃し、官僚の力を殺ぎ政府を弱体化させることである。/(ヤコブ・モルガン『悪魔の使者・小沢一郎』)