★阿修羅♪ > 議論26 > 436.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 新しい知見が盛られた印象がない−副島『ドル覇権の崩壊』を読む 投稿者 仁王像 日時 2007 年 9 月 18 日 20:15:59)
アラン・グリーンスパン前FRB議長を「マエストロ」などと称えているのも腑に落ちない(p173)。パトロンから抜擢されるくらいだから群を抜いた能力の持ち主であることは確かだろう。しかしその能力は、もっぱらパトロンの利益に奉仕するために発揮されるのではないか。グリーンスパンを褒めることは、そのパトロンが進める残酷な世界戦略を覆い隠す役割を演じてしまうことにもなる。この教授の中央銀行の本性の捕らえ方が「不徹底」であることは前科があり、この点でいまも「世界基準」をクリアしていないと認識するがいかがであろうか。
福井日銀総裁への評価も以前と反対になっている(p206)。ロックフェラーの息がかかっているという趣旨のことを言っている。その他、以前の議論とちぐはぐな面も多々気になるが面倒くさい。「記憶力が悪い」では通らないのではないか。
次の超大国は中国にすることにロックフェラーが大きく舵を切ったことを日本に最初に紹介したのは教授のはずである。この功績は大きいと思う(元々は、ヴィクター・ソーン氏が唱えたもの)。だから、<アメリカは次世代の中国指導者まで決めている>p244には違和感はない。