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(回答先: 共産党が”労農党”として世間に「認知される」ためには 投稿者 そのまんま西 日時 2007 年 7 月 29 日 22:52:53)
日本の共産党の綱領は以下のようになっています:
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〔憲法と民主主義の分野で〕
1 現行憲法の前文をふくむ全条項をまもり、とくに平和的民主的諸条項の完全実施をめざす。
2 国会を名実ともに最高機関とする議会制民主主義の体制、反対党を含む複数政党制、選挙で多数を得た政党または政党連合が政権を担当する政権交代制は、当然堅持する。
3 一八歳選挙権を実現する。選挙制度、行政機構、司法制度などは、憲法の主権在民と平和の精神にたって、改革を進める。
4 地方政治では「住民が主人公」を貫き、住民の利益への奉仕を最優先の課題とする地方自治を確立する。
5 国民の基本的人権を制限・抑圧するあらゆる企てを排除し、社会的経済的諸条件の変化に対応する人権の充実をはかる。労働基本権を全面的に擁護する。企業の内部を含め、社会生活の各分野で、思想・信条の違いによる差別を一掃する。
6 男女の平等、同権をあらゆる分野で擁護し、保障する。女性の独立した人格を尊重し、女性の社会的、法的な地位を高める。女性の社会的進出・貢献を妨げている障害を取り除く。
7 教育では、憲法の平和と民主主義の理念を生かした教育制度・行政の改革をおこない、各段階での教育諸条件の向上と教育内容の充実につとめる。
8 文化各分野の積極的な伝統を受けつぎ、科学、技術、文化、芸術、スポーツなどの多面的な発展をはかる。学問・研究と文化活動の自由をまもる。
9 信教の自由を擁護し、政教分離の原則の徹底をはかる。
10 汚職・腐敗・利権の政治を根絶するために、企業・団体献金を禁止する。
11 天皇条項については、「国政に関する権能を有しない」などの制限規定の厳格な実施を重視し、天皇の政治利用をはじめ、憲法の条項と精神からの逸脱を是正する。
党は、一人の個人が世襲で「国民統合」の象徴となるという現制度は、民主主義および人間の平等の原則と両立するものではなく、国民主権の原則の首尾一貫した展開のためには、民主共和制の政治体制の実現をはかるべきだとの立場に立つ。天皇の制度は憲法上の制度であり、その存廃は、将来、情勢が熟したときに、国民の総意によって解決されるべきものである。
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共産党が憲法制定時に反対したとしたら、象徴天皇制を定めた憲法一条について反対したのではないかと思います。
私も現行憲法のすべてを堅持すべきとの考えではなく、天皇制は廃止すべきと考えていますし(「天皇は国民にとって必要な存在か」http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10025196971.html)、憲法改正要件が国会議員の発議となっているのを国民の発議に変えるべきだと考えています。
また、私が共産党の「日本共産党綱領」及び「自由と民主主義の宣言」(http://www.jcp.or.jp/jcp/Sengen/index.html)を読んだ限りでは、
共産党は九条のみの護憲を主張しているわけではなく、基本的人権に関しても大いに「護憲」であると思います。
少なくとも文章を読む限りでは、私は全く異論はありませんでした。
党員にはなっていませんがね。
>このような「世間の声」に対して、必要であれば「綱領を変更」し、「有権者を啓蒙」し、その結果として、仮に共産党が”労農党”として世間に「認知される」ことがあれば、それは「日本国民のためにもなる」のではないかと思います。
私は上記の認識から、綱領の変更は特に必要ないと思います。
まあ、追加すべきこととかならあるかもしれませんが。
>(現状の日本共産党をみると、「かなりの”荒療治”」が必要でしょう。)
わかりません。現状の日本共産党というものがよくわからないもので。
ただ、他の政党と比べて、主張内容がマシであり、悪政に対してもしっかり反対しているという辺りを評価できるというだけで。それ以上については、私にはまだわかりません。
>「日本の民主主義」を守る「護憲政党」として「世間に認知」されますよう、これからの御健勝をお祈り申し上げます。
>どうぞ御自愛下さい。
はあ。そう言われても困るのですが。
まあ、共産党のことをもう少し研究した上で、共産党を積極的に擁護していくべきか否かを考えたいと思います。
ありがとうございました。