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(回答先: 未来を証明することは不可能だが、危険性を他国の事例、これまでの実績から感知することはできる。 投稿者 heart 日時 2007 年 7 月 29 日 01:06:00)
でもそれが、どうして二大政党化の阻止につながるのか、依然として謎ですが。
民主党の問題や二大政党制の固定化に対するheartさんの危惧は、私も大部分
を共有しているつもりなんですけどね。
> 二大政党化は、まだ民主党がそれほど大きくない今阻止しなければ、
> 手遅れになる問題なのです。(再掲)
> 二大政党制になってますます格差拡大路線が固定化するよりはマシです。
> 民主党の足を引っ張ることはリアルな抵抗であり、小選挙区制の批判は観念論的な抵抗です。
> 二大政党化、小選挙区制を潰すためには、両方とも必要です。
二大政党化の阻止は初めから手遅れです。
衆議院で多数の小選挙区が導入された時点から、普通に考える人は相対的最大
多数派を形成しようとするので、二大政党化への流れは不可避です。
これまでの経緯もその通りになっていて、この流れを阻止できる見込みは皆無
です。
(これは敗北主義というようなものではなく、単なる一般法則とそれに従った
現実ですので、念のため。)
民主党の足をひっぱることは、二大政党のうち野党側にある一方が多少は与党
になりにくくなるというだけのことです。
その上、共産党ほかの少数政党が凋落傾向になることは、野党第一党の足を引っ
張るか否かによらずに、(何か特殊な要因でもなければ)普通は必然的です。
> ■憲法争点化反対論の罠
...
> 争点から外されたことで、憲法改悪論議に対しては白紙委任の形となりました。
> これでよかったとはとてもじゃないですが言えないと思います。
重要法案を次々強行採決してきて、明らかに戦後民主主義を否定する復古的な
改憲を具体的政治日程に乗せようとしている安倍自公政権が継続するよりはる
かにマシです。
一方、党内に幅広い政治勢力を抱える民主党が、改憲に向けて急速に走り出す
とは考えにくく、少なくとも議論できる時間ははるかに多くなるでしょう。
民主党がよりマシだと考えられる点はもちろんこれだけではありません。
> >政策として語られている全ての問題を認識し、争点のランキングを明示した上で、民主党が政権を取っても自民と同じかどうかを論じるべきです。
> ランキング化ですか。
> ブログの人気ランキングじゃあるまいし、国民の生活がかかった問題に
> ランキングをつけてどうしますか。
...
これは驚きました。何を問題にしているのか皆目見当もつきません。
ランキング化とはすなわち優先順位をつけるというだけで、現実の課題に対処
する上で当たり前すぎることです。
heartさんは、緊急かつ直ちに手を付けられる短期的な課題と、より根が深く
解決の難しい中長期的な課題を区別しないのですか。
どうりで、heartさんや共産党は、過去に無数の失敗を繰り返しているにも
かかわらず、選挙運動中の高々数週間のキャンペーンによって、それまで上昇
の兆しすら見えなかった数%の共産党支持率がいきなり急上昇して議会の多数
派を奪わないかぎり、現代日本の問題は何一つ解決できないというように、
暢気に構えていられるわけです。
奇跡的な偶然が重なってそんなことが起こる前に、人類の寿命自体が尽きて
しまいますよ。
以降のheartさんの議論は、中長期的な問題の指摘としては概ね通るのですが、
共産党が選挙運動で民主党の足を引っぱって、自公独裁政権を支援することを
正当化する理由としては理解できません。
あとおまけ。
> 民主党を批判したからといって自民党に票が流れますか?
あのー、問題は現与党(や『と』知事)への批判票が割れるということなのですが。
> ご両人に通底しているのは、自分の意見に都合の悪いことを言う者の意見を封じたいという考え。
単に異議申し立てをしただけで「封じたい」とは、被害妄想が過ぎるのでは。
いかなる意味においても、掲示板で1ユーザーが他人の意見を「封じ」ること
なんて出来ません。
> 民主党を推す声を封じようとする気はないところを見ると、特定の意見のみ
> を封じたいという意見にほかならない。
だから「封じたい」なんて露ほども思っていませんて。
ここでは選挙における共産党の戦術や支持者の投票行動を問題にしているので
あって、民主党の問題はまた別の話。
> 民主党を推す声一色で固めたいということなのだろう。それも、マスコミと一緒になって。
> これがファシズムでなくて何だろう。
被害妄想です。
> 「選挙期間内に限っては」などという限定を言論活動に対しつける者たちは、基本的人権は常に守られるべきものだという意識すらないのであろう。
> さすがは民主党応援団なだけあるといったところか。
完全な的外れ。
heartさんらが意図的に自公独裁政権を支援していることは、あまり想定して
いなかったので。
選挙期間中の言論活動は、投票行動に影響を与えうる場合は選挙運動と同等
なので、当然、政治目的に応じて言葉は選ぶ必要がありますが、heartさんの
目的を測りかねていたわけです。
それに私は、現在の自公党よりは民主党が勝つ方が望ましいと考えているだけ
で、特定の既存政党の支持者ではありません。