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(回答先: 「ポピュリズム」の日本での定着した使い方は間違いなのか? 投稿者 仁王像 日時 2007 年 4 月 23 日 20:55:40)
各位のご回答、有難うございます。英語版Wikiはまだ冒頭の部分しか解読できていません。よく調べたわけではないですが、「ポピュリズム」はラテンアメリカにその発祥があるようです。また、米国においては、副島隆彦「ポピュリズムとは、歴史上時々、突如アメリカの民衆の中に嵐のように湧き起こる、ワシントン連邦政府やニューヨークの財界人たちに対する民衆の怒りの声のことである。…ポピュリズムとは、主に保守派の”草の根”大衆が叛乱を起こして暴れ出す「政治不信」のことである」(「日本の危機の本質」)というのが正しい定式化のようです。
フランスにはフランス流の「ポピュリズム」があるようです(「ポピュリズムに蝕まれるフランス」 国末 憲人/ 草思社 )。イギリスやドイツでの定着化したポピュリズムの内容はどんなものなのか興味深い。ロシアや中国には、このような政治用語はおそらくないでしょう。インド型ポピュリズムはガンジーに代表されるのか。あるいは全く違った政治潮流に該当するのか(独り言)。
日本型は小泉や慎太郎が引き合いに出される悪い例であり、「ポピュリズム」という用語を適用するのが相応しいのか問題です。いずれにしても数千年の歴史を持つ日本という風土のなかに二百数十年の歴史しかないアメリカ型ポピュリズムを機械的に持ち込んで日本人の肌にあうのか引っかかりを感じています。日本には「日本型ポピュリズム」(角栄が象徴しているかもしれない)というものがあってしかるべきではないのか。
各位の今後の研究成果に期待します。
http://learning.xrea.jp/%A5%DD%A5%D4%A5%E5%A5%EA%A5%BA%A5%E0.html
http://note.masm.jp/%C6%FC%CB%DC%B7%BF%A5%DD%A5%D4%A5%E5%A5%EA%A5%BA%A5%E0/
http://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20050912A/index.htm