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(回答先: 共産党や民主党を批判していても始まらない、弱者のための政治勢力を結集しよう 投稿者 有島実篤 日時 2007 年 4 月 09 日 23:03:47)
小泉自民が圧勝した前の総選挙では、「どの政党が勝っても同じ」という第四インター・中核・ブンドなど新左翼の出身者の言い方に怒りを感じ、共産党がまともに見えたが、今回の都知事選では「なんでお前達は石原ではなく浅野を必死になって批判するのか」と正直頭に来て仕方がなかった。激しい殺意と憎悪を覚えたし、今回ばかりは日共バリケードの背後から襲い掛かるコミンテルン・スターリンのスパイに見えた。
しかし、冷静に考えれば彼の選挙前後の言動では石原・土屋・産経文春ラインとどこまで本気で闘うのか疑わしい面もある。無党派ともてはやして結局自公や石原と結託した東国原と同じ道を歩む可能性もある訳だ。私は今でも石原勝利ほどの害毒はないと考えているし、共産党はあの情勢で二大政党制の危険性云々するよりも、もっと石原三選を許さない執念を見せて欲しかった所はある。今回の選挙では「浅野はよりひどい」という点ばかり強調して石原三選を救ったように見えたのは残念だ。
何故石原三選が他の選択肢と同列に扱えるのか、ここはもっと必死になって三選による「権力側のやりたい放題はあり得ないよ、横暴さがある一線を越えたら取替えが来るよ」という意識を権力者に与えるべきだったと思う。その激しい気持ちをただ単に「民主党の二大政党制への思惑」だけに切り縮めようとする共産党の言い方には歯がゆくて仕方が無い。「何故石原三選阻止だけでも、権力者の思惑通りにならない」という意志を見せ付けるという点で意義があるという事を日共支持者はどうして理解しようとしない!そこが不愉快で仕方がないし、許せないものがある。何故石原三選阻止自体に意義を見出す者を民主党支持・二大政党制移行に収斂させようとするのか。我々が望んでいるのは、そんなものではないのに、彼らはいつも「共産党だけが正しいのだから、そこに従わない反石原など無意味」と切り捨てる。ここが許せないんだ。どれだけ日共支持者の言い方に怒りを感じても、今回だけは議論が最後までかみ合う事はなかった。「日共が正しい」と冷静に言うだけ。石原都政への怒りが全然感じられへん。
こんなに共産党とその支持者に距離を感じたのは初めてだ。完全にしこりと違和感が出来てしまった。俺はやっぱり日共は反石原三選を中心にした闘争を組むべきだったと思う。
しかし、今後の方針としては、矛盾するようだが日共は今回反石原に就いて闘った人々に支持者を増やし、都議会第一党になる事を目指すべきだと思う。今回は散々共産党には怒りと反発を感じたが、共産党が都議会第一党になれる程勢力が拡大せねば反動化は阻止出来ないと思う。三選はしてしまったのだ。故に私は今回あれ程憎んだ共産党の支持者に再びなるだろう。エスエルがあってボルシェビキがなければ、メンシェビキが頑張らねばならない。内ゲバで消滅寸前かつ非現時的な新左翼のエスエルよりも議会主義者の日共メンシェビキ主義者を応援すべきだ。それが現実的で堅実・確実な考え方だと思う。