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(回答先: 我々の思想は未熟でありその結果として敗北した。 投稿者 ワヤクチャ 日時 2007 年 4 月 09 日 23:35:28)
今回の統一候補擁立の可能性を探ったWEB上のある記録を参考に、あくまで結果論の敗因分析として、自分なりに考察してみると、
・統一として、かっての社会党と共産党の両者支援の合意のようなものを、市民派としてねらったように思われる。しかし、民主党は社会党ではないし、その動きも極めて多様さに富む。
・各党との協約形態をもてない形で市民団体がコーディネートしても流動する状況に対応しにくいにも関らず、なかなか候補者をつかまえられないまま時間が過ぎた。
・市民・無党派ということであれば、公明党支持者や自民党支持者などの中の反石原の傾向をもつ人達の意見の入る工夫も検討してみる必要があったのではないか。とにかく反石原を優先する必要性も高かったとみれば。
・2月17日には、市民の声・圧力により民主党・共産党などの統一的な支援を得ようとするのに適切と見られる浅野候補の獲得は、いよいよ統一かと思わせたが、明らかに共産党は了解しなかった。もともと、懇談会のようなものへの共産党の参加態度に不明瞭なものがあったが。
・したがって、統一化ができない可能性がある程度予想されたと思われるので、ここで浅野側での政策の決め方は、いろいろな方向を検討しておくべきであったろう。
・いよいよ3月2日には、共産党の浅野批判が出たので、統一化ができないことは時間的に明らかとなった。にも関らず、統一候補への気運を高めるために、浅野側支援の要請、統一候補という視点での共産党員への働きかけ などしていくと決めるなど、無理を重ねた。
・むしろこの時点で、もっと自由に政策を広げたり、一部の支援者にこだわらないような動きを進めるべきであったろう。実際の動きは逆に、政策提携を求めていくような形で、細かな課題対応策を表面に出すように促されてしまった。
・その後も単純に競争する以外にないのに、統一化だけが勝利への道と信じ、大胆なビジョンを打ち出せなかった。