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前回石原を支持したが、今回は他候補者へと鞍替えした有権者がかなりいるという。
選挙期間中の時事通信かどこかの調査結果では、石原積極支持は2割程度で、5割程度が消極的支持だという数字が出ていた。自民支持層、民主支持層、無党派層で最終的に石原に投票したものの中にも、この「消極的支持」層というのが沢山いるはずである。
私の勝手な想像だが、今回石原消極的支持をおこなった人たちは以下のような感覚を持っているのではないかと思う。
1)日の丸君が代強制はやりすぎだが、式典には日の丸君が代があるのは当たり前と考えている
2)憲法9条は残しておいて問題ないと思うが、変えたからといって戦争になるとも思わない
3)人権や近隣諸国との関係は大事だと思うが、石原発言は目くじらを立てるほどでもないと考えている
4)築地の移転については候補者を決めるまでの争点ではない
5)オリンピックはどうせ東京には来ないので、やはり争点ではない
6)東京という大都市を治めるにはリーダーシップ、力強さが必要
7)治安、防災について具体的な施策が必要。少なくとも石原はやっているように見える
8)福祉や高齢化対策は重要なテーマだが、各候補で違いはないと思っている
9)いわゆる「市民団体」はうさんくさい。少なくとも自分たち「都民」とは別の世界の人たちだ
10)マニュフェストなんか読むのは面倒くさい。テレビの印象で決めちまおう。(ま、これは誰の支持とかとは関係ないけれど)
今後彼らをこちらサイドに取り込むことが出来るだろうか?
後ろの部分はその時々のテーマによるところがあるので、選挙ごとにきちんと有権者の意識を見極める参謀さえたてることが出来れば何とかなるのだろうが、最初の3つについてはそう簡単には折り合えない部分だ。しかし、左派がこれらについて声高に叫べば叫ぶほど彼らは引いてしまうし、かといってオブラートに包んでしまっては存在意義を疑われる。
正直言って、ちょっと良いアイディアが浮かばないなぁ。