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(回答先: それは表面的な事実です 投稿者 パルタ 日時 2006 年 12 月 24 日 18:21:38)
“この国のどこに孤独死があるというのか?どこに過労死があるというのか?どこにホームレスがあるというのか?”
これらの逆説的表現が指摘する事柄は全て、プチブル的精神の脆弱さを示す事実に過ぎないと言ったら叱られるでしょうか。なぜ孤独に死ななければならないのです。なぜ助けを求めないのです。なぜ死ぬまで働き続けるのです。どうして拒否しないのです。そして、ホームレスとして生存することが可能なのは日本社会の豊かさ故でしょう。何としてでも生き抜いてやるという気迫があっての選択なのでしょうか。単に、闘争心を失ったからでなければ良いのですが。
今の日本のどこに耐乏的反動精神があるのでしょう。あるとすれば窮乏化への恐怖に震える従順で小心な世間体が全ての私生活主義でしょう。他人に迷惑をかけることのない真面目な一人前の市民という欺瞞でしょう。
どれほど地方経済が疲弊したとしても、北朝鮮と比較することは事実誤認に他ならないと思います。この国に貧困があるとすれば、それは精神の貧困でしょう。あるいは、気力の貧困でしょう。自殺なんかせずに、恥も外聞もなく生きてゆけないのか。うつ病なんか吹き飛ばして居直れないのか。国保料なんか払わずに生活保護をむしり取れないのか。
労働者的逞しさなどひとかけらもない、弱々しく世間知らずの小市民。それが今の日本人ではないでしょうか。