★阿修羅♪ > Ψ空耳の丘Ψ50 > 111.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 戦争を知らない子供たちさ 投稿者 空也 日時 2007 年 7 月 10 日 03:11:55)
空也さん 横レス専門のメメントでございます。いつも興味深く拝読させていただいております。この軟弱な反戦フォークの歌詞を引用された空也さんの意図がなへんにあるのかわかりませんが、若い人たちの「戦争についての実感のなさ」にはいそいで対策しないといけない。( ずれてるかも。)
表題に上げたウェストールは児童文学作家で、要するに反戦論なんですが、日本の反戦側からの表現にはこれまでなかった実体験の切り口を見せてもらいましたので、紹介させてください。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_b/250-5051376-0044254?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&initialSearch=1&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%83%8D%83o%81%5B%83g%83E%83F%83X%83g%81%5B%83%8B&Go.x=0&Go.y=0&Go=Go
数年前イラク戦争(湾岸戦争)がらみで 「弟の戦争」 を読んだのが最初で、嵌まってしまいました。
反戦や人権尊重の主張は、えてしてフェミニズムをバックボーンにして(いるようにみられて)、それに生理的反発を覚える「男の子」が必ずいる。チャネラが使用する「くそフェミ」という言葉に端的に表れています。これに折り合いをつけないことには、早晩壁にぶつかる。世界の半分は男なのですから。
一冊読むとしたら、お勧めは「ブラッカムの爆撃機」です。カワイハヤオがウェストールの作品の前後に漫画をつけている。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4000246321
ハヤオがなぜ飛行機ヲタクでありながら「ナウシカ」、「シュナの旅」なのか腑に落ちましたよ。
印象に残っていることは「男の子たちの「忠誠心」を軽くみてはいけない。」 ということば(ハヤオ)です。「忠誠心」とありますけれど、国に対する忠誠心だけではありません。自分にとって大切なもの、崇高なもの に ひたむきになること、です。 これを「ゴーマニズム」のようなやり方で誘導されると、はなはだ危険です。無視しては絶対にいけない、反戦、人権側からも「男の子」に折り合いをつける方策が必要です。
交戦権を持ち、国是として戦争をしている国(イギリス)で、男たちはどう感じどう行動するのか、若い人たちにはいろいろな「きり口」で戦争を読んでもらいたい。
ブラッカムは無知で、粗野で、それを誇示した。
ブラッカムはどこにでもいた。
敵国にも居たに違いないが、身近のブラッカムもよほど厄介だった。
自分も間違えたらブラッカムになっていたかもしれない。(この視点はとても大切)
自分や自分の大切なものをブラッカムから守るために、私は全力を尽くす覚悟がある。 戦争になれば必然的に、対ブラッカムに全力を尽くさねばならなくなるだろう。
「戦争知らない子供たち」に代表される反戦フォークでは、男の子のタギルモノの処理には無力です。「蛍の墓」では弱すぎる、あまりに弱すぎる。
▲このページのTOPへ HOME > Ψ空耳の丘Ψ50掲示板
フォローアップ: