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(回答先: コンピュータは所詮コンピュータでしか無い 投稿者 石工の都仙臺市 日時 2007 年 6 月 14 日 20:20:31)
地球環境を地質年代の尺度で眺めてみると、最近では約10万年のサイクルで氷河期と間氷期が繰り返されてきた。過去40万年まで遡りCO2濃度と平均気温偏差をグラフにしたものが図-3である。両者のグラフの形状はほぼ一致しており、強い相関があることがわかる。CO2濃度はこの間ほぼ280ppmと180ppmを4回往復しており、気温偏差はこれと同期しながら+2℃前後から-8℃と変化した。この関係を100ppmすなわち0.01%の二酸化炭素濃度変化は約10℃の気温変化に対応している。
今日、全球の地表近くの平均気温は温室効果により15℃に保たれているが、もし、大気中に二酸化炭素が全くないとすると、計算により平均気温はマイナス18℃程度まで低下することがわかっている。すなわち、産業革命以前の二酸化炭素濃度レベル280ppmがもたらす温室効果は
33℃の気温上昇に相当している。少し乱暴ではあるが、数字を丸めて言えば、約0.03%の二酸化炭素が約30度の気温上昇をもたらしており、この比例関係は先に見た氷河期と間氷期における関係と一致している。
以上の関係を整理したものが表-2である。
期間 二酸化炭素濃度変化 気温変化
過去40万年 0.02%⇔0.03% ±10℃
過去200年 0.03%⇔0.04% +0.6℃(上昇中)
将来 0.04%⇔? ?
(参考) 0.0%⇔0.03% 全休平均気温
-18℃⇔+15度
(±33℃)
ここで着目すべきは、過去200年足らずの間にCO2濃度はわずか0.01%上昇しただけであり、平均気温はその間に約0.6℃上昇したが、たとえCO2濃度を今日のレベルに維持することができたとしても、今後何世紀にもわたり気温上昇を続け、ことによっては将来、今より10℃近く気温が上昇するかもしれないことを示唆している点である。
CO2問題の概要 そのメカニズムと国際的取組み/中村 裕
http://www.geocities.jp/obkdshiroshige/ondanka2/omtzn.htm
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