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(回答先: 多くのアジア諸国の通貨は円で統一され、日本語を話すことのできる人は世界で5億人を越え、日本語が世界共通語になる。 投稿者 TORA 日時 2007 年 5 月 07 日 16:07:05)
高水準であることの不幸 (牛田)2007/03/09 15:15
http://seiron.iza.ne.jp/blog/entry/130506/
日本のある医学会が、会報を英語で出すことにしたとききました。なぜ英語?と聞くと・・・
一、ニューヨークに権威ある医学誌がある。競争率数百倍で、載るのが非常に困難な専門誌として世界に知られる。
一、ところが、内容をみると、日本では新米医師も知っていることが「新発表」として掲載されたりする。最近では、中東の空軍大佐の糖尿病に関する論文。日本の医師なら、開業医の先生まであまねくご存じの内容だった。
一、なぜこんなことが起きるのか?
一、実は、医学を自国語で教育できる国の数は、決して多くはない。多くは英語で教育している。
一、ところが、日本は、母語の日本語で医学教育ができる。これはたいへんなことだ。江戸以前から育んだ文化が、明治期に多くの学問を摂取する土壌となり、外国の文物を自らの血肉とすることができた。
一、その結果、日本は、国内だけで医学が完結するようになった。外へ発信することがないまま、日本単体で水準がどんどん上がり、くだんの医学専門誌と日本医師の知識水準という差が生じても、それにすら気づいていない状況なのだ。
一、われわれが持っているものを日本から発信することも、国際社会に貢献する方法なのではないか。そこで英語での発信を思いついたのです。
と、おっしゃるのです。
わあ、そうなのですか、と相槌を打ちながら、もしかしたら日本の保守論壇も同傾向ではないのかと、ふと思いました。
東京にいる各国特派員は、朝日新聞社屋などに部屋を構え、世界中に発信しています(例えば『マスコミ電話帳』をみると、米ニューヨークタイムズ東京支局は朝日新聞社9F、韓国の東亜日報は朝日新聞新館9F・・・といった具合)。
首相の靖国参拝反対のデモは大々的に発信されるけれど、『正論』などがずっと取り上げてきた、日本の精神、日本人にとっての神社さんの存在といったことは、どれだけ世界へ発信されたでしょう。
ひょっとしたら、私たちも、日本というプラネットの中に閉じこもりすぎているかもしれないと感じました。
以上は、先般、英国『エコノミスト』誌日本語版オンラインサービス(EIS)編集長と会食する機会があったとき、話したことです。
英国『エコノミスト』は、1800年代創刊の歴史ある雑誌で、質の高い論考が世界中のリーダーに知られ、各国で計100万部を販売しています(日本では毎日新聞社の経済誌エコノミストと混同されて苦労なさっているようです)。
いつか、日本の主張も世界各国にきちんと説明していきたいーーそんな希望を抱きながら、ひとまず、『正論』ウエブは、英国『エコノミスト』誌日本語版ウエブと部分提携してみることにしました。
今週から、その試みが始まっています。
米とシリアが対話 旧悪の枢軸に「いいだろう、話し合おう」。
毎週1本、正論ウエブで『エコノミスト』記事を無料で読むことができます。正論からも、『エコノミスト』オンラインサービスに記事を提供します。
米国の視点があふれる日本で、欧州からの視点は、また違った幅をもたらしてくれるのではないかと期待しています。 (牛田久美)
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