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(回答先: アメリカの知的産物を振り返ってみれば、もう文学といい、芸術といい、学問といい、アメリカ的なるものはなきに等しい西部邁。 投稿者 TORA 日時 2007 年 2 月 16 日 14:27:44)
アメリカは歴史も浅いが、世界の先進国のなかで、唯一独自の言語と伝統文化を持たない
野蛮国です。
アメリカは、先住民のインディアンを殺戮し、彼らの土地を略奪してできた国である。それだ
けではない、アフリカから奴隷を輸入して自分達の富を築いた国です。それでも足りず、以後
えんえんと、諸外国と戦争を起こし、侵略を繰り返してきた。
「自由と民主主義」を掲げているが、ヨーロッパのように歴史の試練に耐えてできたものではな
い、借り物にすぎない。表向き人権大国を装いながら、自国に都合の悪い人間をテロ容疑者に
仕立てて、片っ端から捕まえてグアンタナモの収容所にぶち込んでいる。人権を標榜しながら、
目的のためには手段は選ばず、非人道的なクラスター爆弾は使用するわ、劣化ウラン弾を使用
する。自己矛盾を起こしていることさえ気づいていない。
アメリカの思想の本音の部分は、「邪魔者は殺せ」です。欲しいものは何がなんでも、力で「自
分のものにする」ということを至上命題にしてきた国柄です。根底は力と金銭至上主義ですから、
金銭(欲得)を度外視して、何かをやり遂げるという伝統文化は育たなかった。いまのイラク戦争
もその延長線上にある。アメリカの力ずくによる野蛮なイラク統治がうまくいくはずがない。
そんな野蛮国に同盟を標榜する日本の親米保守と言われる連中は、保守にはあたらない。
ほんまに恥さらしな痴呆症従米主義者もしくは媚米主義主義者にすぎない。
日本の情報は、殆どがアメリカ経由の情報ばかりで、大手新聞社のヨーロッパ特派員たちは、
惰眠をむさぼっているのか、それともアメリカに不都合な情報は流さないよう統制しているのか、
ヨーロッパの情報は伝わらない。
日本のマスコミはアメリカ一辺倒、宗主国アメリカ製のメガネでしか世界をみることができない、
ヨーロッパの人々がどう考えているのかに関心はない。だからブッシュの偏狂な中東政策にたい
して批判する能力もなし。
一昨年北欧から中欧にかけて2ヶ月余りにわたって列車、バス、飛行機を利用して旅行した
友人の話である。
旅先で接した人々がことごとく、アメリカとブッシュのイラク攻撃に対する厳しい批判に驚かされ
たという。そしてアメリカに追随するコイズミ批判であったという。今はインターネットの時代、ヨー
ロッパの人々は普通の人でもイラク攻撃がアメリカの偽計によるものであること知っている。
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