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西欧型ネクロフィリアと日本型ネクロフィリア
http://www.asyura2.com/07/bd47/msg/192.html
投稿者 Sun Shine 日時 2006 年 12 月 27 日 18:32:34: edtzBi/ieTlqA
 

(回答先: Re: リンクしようとした拙稿です。リンク不調だったようですみません。 投稿者 こげぱん 日時 2006 年 12 月 27 日 00:49:12)

>ただネクロフィリアといっても、へビ−メタルの歌詞などに出てくるような、西欧の悪魔崇拝を前面に押し出したようなネクロフィリアと、ロリコンアニメやゲームなどに代表されるような、空想の側面から浸透していくような日本的なネクロフィリアでは、多少違いがあるかもしれません。


これは大変面白い視点です。勉強させていただきました。

言語やコミュニケーションのとり方について言えば、西欧はストレートであり日本は曖昧だといわれています。ヘビーメタルのストレートな表現方法と異なり、日本のアニメやゲームは、多分、全てをオブラートに包み、曖昧かつ口当たり良く、体裁を整え、表現する文化といわれている日本的特徴の典型的な例ではないでしょうか。

そこで、日本のネクロフィリアは、西欧の直接的なネクロフィリアと異なり、まるで胎児を包み込む水(?)のような環境を創りだすことによって、人々(若者)に物を考えさせない、無機質で機械的なロボット人間のような、あるいは胎児のような人間を創出している。こげはんさんの言葉借りれば、「空想の側面から浸透していくような日本的ネクロフィリア」となっている。なぜなら「幼児退行」は、他者が存在しない絶対的なナルシシズムであり、ネクロフィリアの一種であるから、ということでしょう。

日本人の「甘えの構造」=他者への依存体質はあまりにも有名な話ですが、それというのもつまるところは、日本の国の「お父様」=天皇と一家の長の「お父様」に絶対服従という歴史的背景にその原因があると聞いていますが、このオブラートにつつんだ日本型ネクロフィリアについて、果たしてどれだけの若者が気付いているだろうかと思うと、暗澹たる気持ちになります。

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