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(回答先: 市民に再び威嚇発砲・殴打、デモは散発的 ミャンマー【朝日】 投稿者 ワヤクチャ 日時 2007 年 9 月 28 日 22:30:28)
スー・チーさん封じ込め ミャンマー軍政 求心力低下狙う【産経】
http://www.sankei.co.jp/kokusai/world/070928/wld070928021.htm
【バンコク=菅沢崇】僧侶を中心としたミャンマーの反政府デモに対し軍政の徹底した弾圧が続く中、民主化運動指導者のアウン・サン・スー・チーさんは、居場所も不明のまま沈黙を余儀なくされている。軍政側にはスー・チーさんを完全に隔離しておくことで、市民らの求心力を失わせるねらいがあるのは間違いない。今後、デモが下火になってもスー・チーさんの封じ込めは一段と強化されそうだ。
僧侶らがスー・チーさん宅に行進を行ったのは今月22日。スー・チーさんは僧侶の読経に応え、自宅の門扉を開くと、黄色のブラウス姿で合掌。民衆と対面したのは2003年5月以来、約4年半ぶりだった。
デモが急速に拡大したのはその直後からだ。治安部隊は、デモ隊がスー・チーさん宅に向かうことを阻止。スー・チーさんのインセン刑務所への「移送説」も出て、居場所は特定できなくなった。
「スー・チーさんが率いる最大野党、国民民主連盟(NLD)の幹部らも相次いで拘束され、組織として機能しておらず、1988年の民主化デモの経験を伝える党員も少なくなった。スー・チーさんとしては、19年ぶりに立ち上がった民衆に何も伝えられないのはじくじたる思いだろう」とミャンマー情勢の専門家はスー・チーさんの胸中を語る。
軍政は3日連続で反政府デモを武力で弾圧。一時は10万人に膨れあがったデモも、28日の参加者は数千人にとどまった。市民や海外の支援者らはスー・チーさん解放を強く叫び始めたが、もはや活動できないスー・チーさんになすすべはないようにみえる。
軍政は今月3日、新憲法制定に向けてこれまで、約14年半を費やし審議してきた基本原則を国民会議で採択し、閉幕した。しかし、「民主化の進展」をアピールする軍政が、今回のデモをきっかけに民政移管の危険性を再び訴え、“民主化プロセス”を中止する可能性もある。ヤンゴン消息筋は「軍政がもっとも恐れているのは、スー・チーさんの存在感であり、彼女が発するメッセージだ。スー・チーさんの解放はますます遠くなっている」と指摘している。
(2007/09/28 22:16)