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(回答先: <続報>「段ボール肉まん」騒動、やらせの手口が明るみに―北京市 [Record China] 投稿者 white 日時 2007 年 7 月 19 日 16:47:16)
□「段ボール肉まん」はヤラセ? テレビ局謝罪後も残る疑惑。 [Narinari.com]
http://narinari.com/Nd/2007077702.html
「段ボール肉まん」はヤラセ? テレビ局謝罪後も残る疑惑。
Web posted at: 2007/07/19 16:23
Written by コジマ
今月11日、劇物の苛性ソーダに浸した段ボールを煮込み、6:4の割合で豚肉と混ぜ合わせて詰めた肉まん、いわゆる「段ボール肉まん」が中国・北京の複数の露店で販売されていたという報道がなされ、世界中に衝撃が走った。これはローカルテレビ局である北京テレビ(北京電視台)の番組「透明度」の取材によって明らかになったもので、「段ボール肉まん」を作るようすを隠しカメラでとらえていたのだ。
ところが18日には、北京市公安局が調査した結果、「透明度」の臨時職員が持参した段ボールや肉などを出稼ぎ労働者らに渡し、それを使って肉まんを作るようすを「隠しカメラ風」に撮影したものであることが判明した。つまり、「段ボール肉まん」は“ヤラセ報道”だったというのだ。しかも、苛性ソーダとされていたのは、ただの水だったのだそう。
この報道の関係者は身柄を拘束され、現在は取り調べ中。このことから、北京テレビは「管理が行き届かず虚偽の報道をしたことで社会に良くない影響を与えた」と謝罪したのだけど、最近世界的な話題となっている中国の「食の安全」について国内でも都市部を中心に関心が高まっており、中国メディアの間では違法食品を暴くスクープ合戦が繰り広げられているとのこと。今回の“ヤラセ報道”も、このスクープ合戦の結果だと報じられている。うーむ、よりスキャンダラスな結果を求めて捏造したという部分では、日本のテレビ局も同じなのだ。
日本のメディアでは「段ボール肉まん」を再現したところも多く、その1つである夕刊フジでは、再現した中華料理人の金萬福氏が“ヤラセ”だったことに安堵しているようで、日本テレビ系の「スッキリ!!」では、再現肉まんを食べた加藤浩次が「“ヤラセ報道”の被害者はオレだ」としていたのだ。たしかに、実際に存在するならともかく、ありもしない「段ボール肉まん」を食べさせられたとしたらすごく気分が悪いのだ。
こうして一件落着したかにみえる「段ボール肉まん」事件だけど、この「北京テレビの報道がヤラセだった」ということが“ヤラセ”だという疑惑が根強く残っているようで、今朝のワイドショー出演者の声を、J-CASTニュースが紹介している。
まず、テレビ朝日系の「スーパーモーニング」では、「不自然な映像だし、ホントのことはわからない。ただ、北京五輪の前なので虚偽にしておけということにしたのかな」(北野誠)、「国際的に中国ブランドの信用が落ちている。ぼくも五輪に向けて悪循環を断ち切ろうという流れだと思う」(中村伊知哉・慶応大学教授)という意見が飛び交い、鳥越俊太郎は 「北京五輪を意識して、このようなコトを起こして、見せしめにしようと演出したかも知れないね」と推測している。
一方、「スッキリ!!」では、加藤浩次が怒っているそばで、テリー伊藤は「100%ねつ造だと思っていない。過去に実際にあった話を再現したのだと思う。これだけ世界に報道されたんで、いまつぶしにかかってますけど、絶対やってますよ。テレビ局のディレクターのコメントあるかっていうと、ないでしょ」とコメント。つまり、中国政府が封じ込めたとしているのだ。
中国ではこれまで報道やネットなどの規制が行われてきているので、こうしたことがあっても不思議ではないと感じてしまう。真相は「藪の中」だけれど、一番よいのはこうした違法食品が販売されないこと。もし、「段ボール肉まん」が事実だとしたら、報道を“ヤラセ”として処理する一方で、違法食品販売業者をきちんと取り締まってほしいのだ。