★阿修羅♪ > アジア7 > 703.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://file.chosunonline.com//article/2007/05/07/352693228317827868.jpg
□韓国・EU、7日からFTA交渉スタート [朝鮮日報]
▽韓国・EU、7日からFTA交渉スタート(上)
http://www.chosunonline.com/article/20070507000057
記事入力 : 2007/05/07 17:19:52
韓国・EU、7日からFTA交渉スタート(上)
韓国と欧州連合(EU)は7日から自由貿易協定(FTA)を結ぶための交渉をスタートさせる。
外交通商部の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)通商交渉本部長とピーター・マンデルソンEU通商担当執行委員は6日、ソウルの外交通商部で共同記者会見を開き、韓国とEUのFTA交渉開始を宣言した。
金鉉宗本部長は「EUとのFTAは韓国がヨーロッパ−東アジア−米国をつなぐ東アジアFTAのハブ(中心)として浮上する確実な契機になるだろう」と述べた。また、マンデルソン執行委員も「EUが東アジア経済圏に関心を注いでいることを示すきっかけとなる」と語った。
双方からは外交部通商交渉本部のキム・ハンスFTA推進団長と、EU執行委通商総局のイグナシア・ガルシア・ベルセロ東アジア局長が首席代表として出席、今月7‐11日にソウルの新羅ホテルで第1回目の交渉に入る。
双方は▲商品(農産物含む)▲サービス・投資▲その他の規範(政府調達・知的財産権・競争政策など)▲紛争解決・持続可能な開発(総則・労働・環境など)の4分科会に分かれ、交渉を進める。
27カ国からなるEUは、国内総生産(GDP、05年時点)が13兆5000億ドル(約1620兆円)と米国の12兆5000億ドル(約1500兆円)を上回る世界最大の経済圏だ。平均関税率も4.2%と米国の3.7%より高いため、FTAが締結されれば韓米FTAに劣らぬほどに高い経済効果が見込めると期待されている。
洪源祥(ホン・ウォンサン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
▽韓国・EU、7日からFTA交渉スタート(下)
http://www.chosunonline.com/article/20070507000058
記事入力 : 2007/05/07 17:21:21
韓国・EU、7日からFTA交渉スタート(下)
◆韓米FTAと酷似
韓国とEUのFTA交渉はいくつかの点で韓米FTAとよく似た形の交渉になる可能性が高い。
第1に、双方ともサービスの市場開放に積極的ではなく、サービス分野においては低い水準の開放にとどまる可能性が高いということだ。
マンデルソン執行委員は「教育と医療は(開放要求の)優先課題ではない」と話している。また「視聴覚(映画・CDなど)分野についてはEUは提案をしておらず、(韓国側が要求しても)受け入れない」としている。
またEUは韓米FTAにおける主要争点の1つだった投資家・国家訴訟制(ISD)分野についても交渉対象から外す方針だと伝えられている。
韓国側はサービス分野のうち建築士・看護師といった専門職資格の相互認定(MRA)、出入国手続きの簡素化、通信・海運市場開放を狙っているものと見られる。
第2に、EUが米国と同様、韓国の規制透明化といった非関税障壁改善に焦点を合わせている点も似ているといえよう。
マンデルソン執行委員は「今や関税はある程度下がった。非関税障壁・技術障壁・透明化が不十分な分野を把握すべき」としている。
EUは自動車市場について、韓国が米国以外にEUの安全基準を認めることや、韓国が07年から実施予定の車載式故障診断システム(OBD=車両自体が排出ガス対策装置の異常を検知・監視するシステム)装着の延期などを求めるものと予想される。
さらに韓国の化粧品審査・承認基準を狙った攻勢も手ごわい。特にフランスはリンクルケア化粧品をはじめとする機能性化粧品を一般化粧品より厳しく規制していることに対し、不満を表した。
◆ 農産物は争点でない
一方、韓米FTAとは対照的に、農業分野に関しては争点にならない見通しだ。ヨーロッパは韓国と主な農産品が重ならない上に、双方が農産品分野の抱えるデリケートな問題を認めているためだ。
農産物分野において、EUは豚肉・鶏肉・チーズ・ワインなどに、韓国はラーメンやキムチといった一部の加工農産物の輸出増加に期待を寄せている。
また、韓国と北朝鮮の経済協力により開城工業団地で生産される製品を韓国製と認めるかどうかについて、マンデルソン執行委員は「複雑な技術的・政治的問題を招く恐れがある」として否定的な見解を示した。
洪源祥(ホン・ウォンサン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS