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(回答先: 国籍で区切っても真実は見えない。日本人も低賃金労働者。 投稿者 東京音頭 日時 2007 年 3 月 20 日 22:39:58)
東京音頭さんレスをありがとうございます。お説を拝見いたしまして、議論がかみ合っていないのかなあという印象を抱きました。
>この安い労働力をめぐる世界の動きを見るのに、国籍で人々の利害を分断するのは間違いです。
“memento mori”さんのレスにある「金融資本の当然の帰結」という認識を私も共有しているつもりです。しかし同時に考慮すべきこととして、各国経済は各国通貨を媒介手段として営まれており、政治的国家は経済的通貨圏として経済共同体と見なすことができます。日本で生活する者は、日本経済の総体的力量による恩恵を受けている点で金持ちもホームレスも同等と考えられるのではないでしょうか。わざわざオーストラリアに出向いて現地の最低賃金の半額で働く日本の若者は、少なくとも日本の家族に仕送りをしてはいないでしょう。
私は先の投稿の冒頭にこう記しました。「欧米の植民地主義を見倣った近代日本の姿は今も私達の足元に生きています。」単純な日本悪者論でないことはご理解頂いていると思いますが、私の真意は、いわゆる南北問題を日本社会に暮らすものの視点で具体的に認識する必要があるということです。その意味で、東京音頭さんのオーストラリアにおける御経験や観察も貴重なものであるのは言うまでもありません。南北問題は、やはり国籍を除外して論じるわけにはいかないだろうと思います。
>国籍で区切っても真実は見えない。日本人も低賃金労働者。
日本の低賃金労働者、フィリピンの低賃金労働者、アフリカの低賃金労働者そしてEUの低賃金労働者、それぞれの違いや格差もまた真実の一部だと思います。