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(回答先: 韓国の歴史教育波紋 新教科書…左翼史観を批判【産経新聞】・・中身は「民族主義史観を批判」なのだが・・ 投稿者 tk 日時 2008 年 3 月 27 日 23:21:09)
保守系といわれる「中央日報」でさえこの代案教科書を
>教科書フォーラムはこれに対立して右派的視覚で近現代史を見ようという趣旨から代案教科書を作ったのだが、また別の偏向された視覚を提供しただけだ。
と批判している。
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http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=97843&servcode=100§code=110
【社説】右派歴史教科書も問題だ(中央日報)
ニューライト団体“教科書フォーラム”が22日に発行した『韓国近現代史』代案教科書が問題となっている。日帝の植民地支配に対し「経済成長により世界史的に近代文明が輸入された」とし、5・16クーデターに対しては「一世代にわたる近代化革命の出発点となった」と肯定的に評価した。我々はこのような歴史認識に深刻な誤りがあると思う。韓民族を銃刀で抑圧した植民統治を近代文明の出発と見るとか、民主主義と人権を否定した独裁政治は隠されて近代化の功労のみを引き立たせるようにしてはいけないと信じているからだ。均衡意識を失うからである。代案教科書の歴史認識は近代化の達成を他の価値より優位に残す視覚を通しているという点で偏狭だ。
学校教育の目標は憲法の基本理念である自由・民主・人権という普遍的価値を教え、成熟した市民を育てることにある。代案教科書の視覚はこのような目標とは距離がある。執筆陣の中に韓国史は別として、史学専攻者が1人もいないという点でも普遍的視覚の欠如が想像できる。それにもかかわらず、一部の知識人や学者たちが集まってこのような本を書かなければならなかった理由に我々は注目しなければならない。それは“誤った歴史は正さなければならない”という問題意識から出発した。現在、学校で使う“韓国近現代史”教科書の中の一部の内容は、親北朝鮮左派偏向で、大韓民国の伝統性まで否定しているという批判を受ける。一例として大韓民国の建国に対し「南韓だけの政府が立てられ、統一民族国家樹立には失敗した」というように叙述している。セマウル運動は「朴正煕政権の維新体制を正当化するのに利用された」とし、千里馬運動に対しては「1950年代後半と60年代全般にわたって社会主義経済建設に大きな役割を果たした」と甘い点数を与えている。
教科書フォーラムはこれに対立して右派的視覚で近現代史を見ようという趣旨から代案教科書を作ったのだが、また別の偏向された視覚を提供しただけだ。一方が左派民族主義検定教科書ならもう一方は近代化至上主義代案教科書だ。こんな対立が今の我々の現実だ。「歴史は過去と現在の対話」という。しかし、偏狭な理念に分けられて、それぞれの都合のいいように過去が歪曲されるのを放っておいてはいけない。その上、子供たちのための歴史教科書なら公正性・客観性がさらに要求される。
対策は1つしかない。歴史学界が先頭に立って新しい教科書のための委員会を作るべきだ。委員会で普遍妥当な時代の価値と歴史的解釈が何なのかを取りまとめた後、専門家を集めて執筆に入っていくべきであろう。このすべての作業は自由・民主・人権・市場という憲法の基本理念を基礎としなければならないのは当然のことだ。