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<チベット暴動>破壊された商店の被害、およそ30億円=進む復旧作業―チベット自治区ラサ市
(Record China - 03月21日 10:53)
2008年3月20日、中国中央テレビのニュース番組「新聞聯播」は、チベット自治区ラサで発生した「3・14」暴動事件で破壊された店舗や電信設備などは現在、復旧活動が順調に進んでいると報じた。この暴動で被害に遭った商店は計840軒、被害総額は2億元(約30億円)に達したという。中国新聞ネットが伝えた。
番組では中央テレビの記者が、ラサ市内にある「百益超市(スーパー)」を取材。めちゃくちゃになった店内を、ラサ市工商管理局の職員やスーパー店員が片付けている様子などを報じた。このスーパーをラサ市内で5店舗チェーン展開している百益集団の物業部マネジャー、魏鼎力(ウェイ・ディンリー)氏がインタビューに応じ「被害額は80〜90万元(約1200万〜1350万円)にも達したが、政府の支援のおかげで1週間後には正常営業に戻れそうだ」と語った。
別の卸売市場の責任者も、「16日、17日と政府が積極的に我々の被害状況に関心を寄せてくれた。おかげで再び商売をやり直す自信が湧いてきた」とインタビューで述べている。このほか、中国電信(チャイナ・テレコム)ラサ支局では工事隊の楊方俊(ヤン・ファンジュン)隊長が、「事件のせいであちこちの電信設備が壊れている。およそ1万戸に影響が出ており、現在は夜を徹して復旧活動にあたっている」と語っていた。(翻訳・編集/NN)