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YONHAP NEWS
各党の公認選び今週完了、本格的な総選挙体制へ
【ソウル9日聯合】第18代国会議員総選挙が1カ月後に迫り、与野各党では党公認候補を確定するなど総選挙総力体制へのシフトを急いでいる。
今回の総選挙は昨年末に実施された第17代大統領選挙から4カ月足らずでの実施とあって、10年ぶりの政権交代を成し遂げた李明博(イ・ミョンバク)政権の初期の国政運営に対する評価と、向こう5年の国政方向に関する有権者の注文という意味合いを帯びる。与党ハンナラ党が大統領選圧勝の勢いに乗って、国会で過半数の議席確保に成功するか、第1野党の統合民主党が大統領選惨敗を乗り越え「憲法改正の阻止線」となる議席100席を獲得できるかがポイントとなる。
ハンナラ党は、新政権の「実用・変化」政策路線を揺るぎなく推し進めるには議席の過半数確保が必須との「国政安定論」を展開する。これに対し民主党は、中央・地方政府、地方議会を掌握する「スーパー与党」をけん制するためには、憲法改正の阻止線を超える議席数確保が必要とする「けん制論」で真っ向から対立する。当初はハンナラ党が圧倒的に優勢と予想されていたが、閣僚人事や政権引き継ぎ過程での政策の混戦など、与党側のマイナス要因があらわになった。これに野党勢力の統合、民主党の公認刷新など野党側のプラス要因が重なっており、選挙構図に変化があるか注目される。特にハンナラ党と民主党はそれぞれ公認刷新を掲げ現役議員の入れ替えを図っているが、派閥争いや公認審査に対する不服を招く場合、派閥の離合集散などにつながり大詰めの変数になる可能性もある。
ハンナラ党は、まだ決まっていない地域の公認候補を近く確定し、17日ごろに総選挙中央選挙対策委員会と状況室を発足させ、本格的な総選挙体制に移る。160議席前後を目標に、物価安定や規制緩和、雇用創出、中小企業の支援など経済再生に焦点を合わせた公約を打ち出す計画だ。
民主党は地域ごとの公認確定作業を今週中に終える予定で、70〜100議席を確保し政権をけん制できる「意味ある野党」を確立するという目標を設定した。
自由先進党は相対的に強い忠清圏を攻め、院内交渉団体の構成を目指す方針だ。民主労働党も党得票率15%以上を確保し、院内交渉団体を構成するとの目標を立てた。同党の離党者が結成を主導している仮称「進歩新党」は、30議席を目標に戦略を練っている。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2008/03/09/0900000000AJP20080309000900882.HTML
国際 北海道新聞
ハンナラ党、過半数獲得焦点に 韓国総選挙まで1カ月(03/09 07:19)
【ソウル7日井田哲一】四月九日投開票の韓国総選挙まで一カ月。最近の世論調査では、二月二十五日に就任した李明博(イミョンバク)大統領の少数与党ハンナラ党が50%に近い支持を得ており、野党・統合民主党を抑えて勝利するとの見方が大勢だ。ハンナラ党が過半数を獲得して、安定した政権運営を実現できるかどうかが焦点となる。
韓国国会の任期は四年。定数二九九で、小選挙区の地方区が二百四十五議席、比例代表が五十四議席。現在、盧武鉉(ノムヒョン)前政権で与党系だった統合民主党が百四十一議席で第一党。ハンナラ党が百二十八議席、昨年十二月の大統領選に出馬した李会昌(イフェチャン)氏が総裁を務める保守系の自由先進党が八議席などとなっている。
大統領選直後は、李明博氏勝利の勢いに乗って、総選挙でもハンナラ党が圧勝するとの見方が強かった。中央日報が六日実施した世論調査でも、ハンナラ党の支持率は48・7%で、統合民主党の18・3%、自由先進党の1・9%を大きく上回った。
ただ、新政権の閣僚指名をめぐる不正疑惑が相次いだことに加え、巨大与党誕生への警戒心もあって、李政権に対して否定的な世論も次第に高まっている。
各党は現在、公認候補選びを進めているが、ハンナラ党は、李氏と大統領候補の指名争いを展開した朴槿恵(パククンヘ)前代表に近い候補を相次いで公認からはずした。朴氏側は反発を強めており、国民的人気を誇る同氏の動向によっては、総選挙の情勢が一気に流動化する可能性もある。
一方、統合民主党は、過去に政治資金規正法や選挙法などへの違反があった候補を、大物でも公認からはずしている。厳格な姿勢は世論の支持を受けており、ハンナラ党を追撃する構えだ。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/international/80498.html
東京新聞:与党過半数の勢い 議席の伸び焦点 総選挙 韓国あと1カ月:国際(TOKYO Web)
与党過半数の勢い 議席の伸び焦点 総選挙 韓国あと1カ月
2008年3月9日 朝刊
四月九日の韓国総選挙の投票まで一カ月。保守勢力として十年ぶりに政権を奪還した李明博(イ・ミョンバク)大統領を支える少数与党ハンナラ党は、大統領選で圧勝した勢いを生かして議席の急伸を目指す。与党の伸びは、今後五年間の李政権の安定と直結する。 (ソウル・福田要)
逆風
「経済の再生」を掲げ、李大統領が大勝した昨年十二月の大統領選。ハンナラ党は総選挙をその続編と位置づけ「政策実現のためには安定が必要」と訴える見通しだ。
最大の焦点は現在百二十八議席の同党が過半数の百五十を超え、どこまで議席を伸ばせるか。
当初は憲法改正が可能な三分の二(二百)の獲得を予想する声もあったが、閣僚候補三人が不正疑惑を追及され辞退するなど、政権発足前後の混乱が思わぬ逆風に。
一部の専門家は「優勢は維持して過半数は超えるが、獲得議席は百五十−百六十程度にとどまる」とまで予測する。
不発
経済格差の克服が叫ばれる中、閣僚候補の平均資産が三十九億ウォン(約四億二千万円)もあり、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前政権発足時の三倍に達した点も「金持ち内閣」として庶民感情を害した。
最大野党の統合民主党(民主党)はこうした敵失を攻勢に生かしたいところ。しかし、一日実施の世論調査によると支持率はハンナラ党の47・8%に対し、民主党は13・9%どまり。政権批判の受け皿になっていない。
四年前の前回総選挙で劣勢だった当時野党のハンナラ党は、国民人気が高い故朴正熙(パク・チョンヒ)大統領の長女朴槿恵(パク・クンヘ)氏を代表に据え、効果を挙げた。これに対し民主党の戦略はまだ見えない。
刷新
今後、戦いの構図に大きな影響を与えそうなのが、各党が現在進めている候補の擁立だ。
民主党は「不正行為のあった議員の排除と現役の30%入れ替え」を掲げ、金大中(キム・デジュン)元大統領の二男らベテラン議員の脱落が事実上確定。ハンナラ党も六日、京畿道の現役五議員を公認しないと決めた。
候補者の刷新は党内の派閥間対立や摩擦を招く一方、有権者の支持が期待できる。両党とも新人への大規模な入れ替えを競って進める構えだ。
地域別では、民主党が鄭東泳(チョン・ドンヨン)元統一相ら大物候補を投入する可能性が高いソウルと、保守系の自由先進党を含む三党の支持層が複雑に入り組んでいる韓国中部の忠清道が、「二大激戦地」となる。
一方、北朝鮮は四日、国連人権理事会での韓国の問題提起を「無責任な発言」として李政権を初めて批判しており、南北関係が悪化すれば、対北政策が総選挙の争点に浮上する可能性もある。
<韓国総選挙> 告示に相当する「候補者登録」が25日から26日にかけて行われ、選挙戦が正式に始まる。4月9日に投票があり、即日開票される。韓国の国会は一院制で定数299(小選挙区245、比例代表54)。任期は4年。 (ソウル支局)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008030902093870.html