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(回答先: ソウル「南大門」楼閣が全焼・ほぼ崩壊、放火の疑い(読売新聞) 投稿者 そのまんま西 日時 2008 年 2 月 11 日 09:07:48)
南大門火災:「国宝第1号」崩壊、放火の可能性も(上)
国宝第1号の崇礼門(ソウル市中区、通称:南大門)が火に包まれ、木造の楼閣2階全体に火が広がり、屋根部分が崩壊したが、消防当局はホースを手にしたまま、これを見ているしかなかった。消防隊員約300人が消火活動に手間取る中、崇礼門の屋根部分は火災発生から4時間後に崩れ落ちた。火災現場の様子をケーブルテレビ局の生中継で見守った市民たちは、「崇礼門崩壊は大韓民国の消防システムの崩壊と同じこと」と嘆いた。
◆出火原因は放火?
崇礼門からの出火が最初に目撃されたのは午後8時48分ごろ。タクシー運転手のイ・サンゴンさん(44)の証言によると、紙袋を持った男が崇礼門横の階段を上り、中に入った後、赤い花火が散り、火が大きくなったという。
イさんは直ちに警察に通報、火災発生直後の8時55分ごろ、消防車39台と消防隊員88人が出動し、はしご車や放水ホースなどで消火作業を開始した。火災発生当初、消防当局は正確な出火地点を見つけることができず、石造りの1階部分の下から木造2階部分に向かって放水する一方、ハシゴ車で上がり2 階の内部にだけ水をかけた。
崇礼門の楼閣2階部分の下から出る白い煙は高さ30メートル、半径100メートルにまで達した。消防当局は午後10時30分ごろ鎮火したと判断、残った火種の鎮火作業を始めた。現場の消防隊員たちは報道陣に対し「ほぼ鎮火した。あとは残った火種を消す作業だけ」と語った。
南大門火災:「国宝第1号」崩壊、放火の可能性も(下)
◆消防当局の判断ミス
消防当局の初期対応が誤りだった、ということが明らかになったのは午後10時40分ごろ。消防隊員らが楼閣2階部分の火種を消していた瞬間、煙だけ出ていた2階の扁額(へんがく)から5メートル中に入った所で直径6メートルの炎が再び上がり始めた。消防隊員は再び放水したが、火の勢いは衰えず、広がり始めた。午後11時ごろ、火は2階の屋根部分全体に広がり始め、午後11時30分ごろには屋根の上まで達し、崇礼門全体が炎に包まれた。
消防当局はこの時点でも、火の勢いを食い止められない原因を把握できていなかった。現場の消防関係者は「火が出ているのは崇礼門2階の中央部分と推測し、ホースで放水しているが、屋根部分の構造が複雑なため水が届かず、鎮火が遅れているようだ」と述べた。だが、火の広がりが食い止められないのは、崇礼門2階屋根部分や、屋根を支える垂木部分に防水処理が施されていたためだった。上下からいくら放水しても火に届きさえしなかったのだ。午後11時40分ごろ、消防当局は「屋根を取り払い上から放水する」と言ったが、すでに崇礼門の屋根は崩壊直前の状態で、消防隊員が近づくこともできなかった。
近くで商売をしているカン・ソンエさん(70)は「国宝第1号がこれほど焼け落ちてしまうまで、消防署や文化財庁は一体何をしていたのか。消火を始めてから2時間も過ぎているのに、どうして再び燃え始めたのか分からない」といら立ちを見せた。
◆スプリンクラーもなし
火災が発生した崇礼門内部には、スプリンクラーなど初期消火装置が全くなかった。文化財庁関係者は「文化財には“内部施設保存のため消防設備を設置しなければならない”という規定がなく、現在関連規定を作成しているところだった」と説明する。
警察は科学捜査チームなど警察官約50人を現場に派遣、出火原因を調べているが、鎮火作業が終わっておらず、崇礼門に近づくこともできないまま、調査は難航している。
火災が起きた崇礼門は、ソウルに残る木造建築物のうち最も古いもので、1395年着工、1398年に完成した2階建て構造の楼閣だ。現在残っている建物は1447年に建て直されたもので、1961‐63年に解体修理作業が行われた。
http://www.chosunonline.com/article/20080211000009
南大門火災:国宝全焼、呆然とする市民たち
11日午前0時40分ごろ、国宝第1号の崇礼門2階が火災に飲み込まれ、崩れ落ちた瞬間、これを見守っていた市民らは「そんなばかな。信じられない」と口々に叫んだ。
「あ、あー。崩れる!」
高校生のチョン・ヨンジン君(18)=ソウル市鍾路区孝子洞=は「夜のニュースでこのことを知り、両親と一緒にタクシーに乗ってやって来た。たった今着いたところだが、実に残念だ。みじめでならない」と首をうなだれた。
火災が発生してから4時間ほど経った同日午前0時50分ごろ、崇礼門の2階が崩れ落ち、屋根瓦が落ち始めると、崇礼門の周辺では「あーっ! 危ない」という悲鳴が上がった。煙が立ち込めていた崇礼門2階の屋根から火柱が上がったのだ。
この様子を目撃していた日本人観光客のアサオカさん(45)は「テリブル、テリブル!」と何度も繰り返し、「近くのホテルに泊まっていたところ、煙が見えたので出てきた。国宝第1号が燃えてしまうなんて、日本では想像もできないこと」と話した。
文化遺産委員会のファン・ピョンウ委員長は、聯合ニュースとのインタビューで「消防当局は2時間もの間、遠くから放水しているだけだった。今はその消防車も水がなくなったため、1台いなくなり、火がまた勢いを増してきた」と悲しそうに現場を見つめた。
中学2年の息子と高校1年の娘を連れて都心に出てきたク・ボクフェさん(47)=女性=は「2008年の年初めに国宝第1号がこうして崩れ落ちるのを見ることになるなんて、本当に悲しい」と、子どもたちを抱きながら答えた。
現場で4時間も火災を見守っていたというユ・ヘシンさん(59)=タクシー運転手=は「それこそ大韓民国が崩れ落ちたも同然だ。国宝は韓国の顔なのに何ということだ。腹立たしくて仕方がない。仕事する力さえもわいてこない。普段から管理する人が一人もいなかったのが原因だ」と怒りをあらわにした。
http://www.chosunonline.com/article/20080211000006
南大門火災:国民がニュースにくぎ付け 朝鮮日報
まさかこんなことが…。旧正月連休の最終日に伝えられた国宝崇礼門(南大門)全焼の衝撃的なニュースに国民は言葉を失った。主要放送局が刻々と伝える火災現場の生々しい状況を視聴者は眠れにつけないまま見守った。
崇礼門全焼を伝えるニュース速報の視聴率は深夜としては異例の高さだった。10日午後10時31分から2分間、KBS第1テレビで放送されたニュース速報「崇礼門から出火」の視聴率は16.4%に達した(TNSメディアコリア調べ)。これに先立ち、SBSテレビが同9時54分から4分間放送したニュース速報「崇礼門火災」の視聴率は12.2%だった。
続報では、11日午前0時17分のSBSニュース速報「国宝1号崇礼門で火事」が11.1%、同0時51分の同局のニュース速報「崇礼門火災」が4.0%の視聴率を記録。同0時4分、同0時40分に放送されたMBCニュース速報もそれぞれ6.7%、6.1%と軒並み高い視聴率を示した。このほか、KBSでは同0時38分のニュース速報「崇礼門崩壊の危険」が2.7%、同0時57分のニュース速報「崇礼門崩壊開始」が2.0%だった。
http://www.chosunonline.com/article/20080211000007南大門火災:国民がニュースにくぎ付け | Chosun Online | 朝鮮日報
まさかこんなことが…。旧正月連休の最終日に伝えられた国宝崇礼門(南大門)全焼の衝撃的なニュースに国民は言葉を失った。主要放送局が刻々と伝える火災現場の生々しい状況を視聴者は眠れにつけないまま見守った。
崇礼門全焼を伝えるニュース速報の視聴率は深夜としては異例の高さだった。10日午後10時31分から2分間、KBS第1テレビで放送されたニュース速報「崇礼門から出火」の視聴率は16.4%に達した(TNSメディアコリア調べ)。これに先立ち、SBSテレビが同9時54分から4分間放送したニュース速報「崇礼門火災」の視聴率は12.2%だった。
続報では、11日午前0時17分のSBSニュース速報「国宝1号崇礼門で火事」が11.1%、同0時51分の同局のニュース速報「崇礼門火災」が4.0%の視聴率を記録。同0時4分、同0時40分に放送されたMBCニュース速報もそれぞれ6.7%、6.1%と軒並み高い視聴率を示した。このほか、KBSでは同0時38分のニュース速報「崇礼門崩壊の危険」が2.7%、同0時57分のニュース速報「崇礼門崩壊開始」が2.0%だった。
http://www.chosunonline.com/article/20080211000007
南大門火災:監視カメラに不審者の姿なし | Chosun Online | 朝鮮日報
国宝第1号の崇礼門(通称:南大門)で10日発生した火災は、放火により発生した可能性が高いと推定されているが、崇礼門周辺に設置された監視カメラには火災発生前に現場に接近する不審者の姿が写っておらず、原因究明は難航が予想される。
崇礼門周辺には交通観測や文化財管理のための監視カメラ数台が死角のないように設置されているが、火災直前に現場に接近する不審者が写っていなければ、今回の火災の原因は放火でない可能性も出てくる。
これは、文化財庁のチェ・イテ安全課長が11日未明の崇礼門全焼後、記者に対し明らかにしたもの。チェ課長は「放火したと思われる不審者を見たという目撃証言があるだけで、まだ監視カメラに人物や証拠がとらえられたわけではないと聞いている。煙が立ち込めたためか、人物が写っている映像はない」と述べた。
チェ課長は「監視カメラは1階に死角がないよう設置されている。崇礼門横の階段を利用するか、外壁をよじ登った場合は確認が可能だ」と語った。
出火原因の捜査に乗り出したソウル市南大門警察署のキム・ヨンス署長も同日未明、「出火地点を写した監視カメラはない」と明らかにした。キム署長は「火が出た崇礼門内部を撮影した監視カメラはない。現在、外部を撮影する監視カメラを分析しているが、特に不審な点は発見できていない」と説明した。
http://www.chosunonline.com/article/20080211000011