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(回答先: 【レポート】韓国大統領選後も盛り上がり? その後のネット事情と「IQ430」のアノ人 ーマイコミジャーナル 投稿者 桐島夏樹 日時 2007 年 12 月 23 日 06:33:08)
日曜は久しぶりにTBSの看板番組「関口宏のサンデーモーニング」に出演。7時過ぎにスタジオ入り。8時からの本番までの間、控え室で他の出演者の方々と四方山話。
心配していたレギュラーコメンテーターの毎日新聞特別編集委員岸井成格さんの病状は順調に回復に向かっているとのこと。そう遠くない時期に現場復帰しそうだ。ホッとした。本番では韓国大統領選挙で当選した李明博氏の対北、対日政策について語らせてもらった。
韓国の大統領選挙を保守VS革新の構図で捉えているせいか、新聞も含めて日本のマスコミは李明博次期大統領が金大中政権から続いていた北朝鮮への太陽政策を軌道修正し、厳しく対処するのではないか、、拉致問題でも日本と足並みを揃えて、強くあたるのではないかとの期待というか、願望が総じてあるようだ。膠着状態にある拉致問題の打開に向けて韓国の協力を仰ぎたいとの気持ちは痛いほどわかる。
しかし、李明博氏を知る者からすれば、彼は保守ではなく、むしろ中道に近い。北朝鮮との関係は逆戻りどころか、核問題が進展すれば、さらに拍車がかかるかもしれない。
そうした理由から番組では「李次期政権が拉致問題で日本と共同歩調を取る可能性はない」と、大胆予測した。「拉致問題で日本と足並みを揃えてくれるだろうと期待すると、落胆することになる」とまで予言した。そこまであえて断言した理由は、拉致問題のスタンスと解決に向けてのアプローチが日韓とでは異なるからだ。
韓国は人道的な見地からの解決のために486人の被害者のまずは安否の確認、そして再会を優先させている。犯罪としての真相究明及び拉致実行犯の引渡しまでは要求していない。これに対して日本は北朝鮮による国家犯罪との観点から特定失踪者も含めた拉致被害者の全員生存を前提に即時帰国と、真相究明及び犯人の引渡しを強く求めている。
解決の方策も、人道支援や人的交流及び経済協力を通じて関係を改善しながら解決を目指すのが韓国のやり方だ。即ち、南北の関係改善なくして拉致問題の解決はないとする韓国に対して、日本は拉致問題が解決しない限り、支援も協力も関係も改善しないとしている。入り口が完全に違っている。
さらに、李次期大統領は「米朝対話が進展するよう協力する」と当選後明らかにしているが、一方の日本は日本の頭越しの米朝接近を警戒している。具体的には、テロ支援国の問題への対応に表れており、指定解除に反対の日本に対して、韓国は解除に賛成している。
「国際協調で拉致問題を解決する」との他力本願がブッシュ政権の「寝返り」と胡錦涛政権の「リップサービス」と李明博政権の「ポーズ」しかもたらしていないことにそろそろ気づくべきだ。
http://blogs.yahoo.co.jp/krp19820301/515632.html