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(回答先: 自滅の仕上げに入った米イラク戦争 [田中宇の国際ニュース解説] 投稿者 white 日時 2006 年 12 月 05 日 10:39:12)
9・11事件以後の米国の中東での軍事行動は、不可解な事が多いように思えるがしかし、ベトナム敗戦以後の様々な米国の行き詰まりから考えれば理解できない事ではない。
「米国への寄生」を放棄して次の方策を考えなければならない勢力の立場からすれば、
チャイナ経済の成長を助けて彼を経済的パートナーとし、日本からは収奪しつくして次に立ち上がることの困難な状態に押し込めておく事が上策である。即ち日本のイラク化である。これは、日本を改憲により軍国化すると言う事であり、軍事化により経済覇権力を日本は喪失し反対にアジアに緊張を招く中心となり、立ち上がることは出来ない嫌われ者の暴力団として外国から認知される事になる。
隠れ多極主義者とは、もともと米国の愛国者達ではなく米国への寄生者であったとすれば、
上手に店じまいを演出してゆく必要がある。それは日本人が想像しやすい穏健な巧さではなく、荒っぽいものであるだろう。
同様に、かつてのイスラエル国家の樹立も東西対立のように必要として考えられたものであるならば、この国家の樹立が中東支配に有効でなかった事、また世界覇権の確立に有効に作用するものでなかった事が認識されているのではないのか。東西対立が有効でなかった事と同様にである。
米国への寄生を精算する必要を認識していると同時に、
イスラエル国家の存立か否かについても打開の道を探る必要を認識しているのではなかろうか。
その際に、打開策は穏健に行われるのではなく荒っぽく、破壊的にタイフーン・ハリケーンを招く事により、新たに創り上げられる秩序に自分達は乗り換える事を考えているのではなかろうか。
田中氏は苦心して遠慮がちに書いておられるのだろうか?
ちなみにイスラエルと英国とは同様の立場に居る者ではない。
米国・イスラエル・英国とは夫々が行動にずれがあり、
何時の時にも最も先進的に動くのが英国であると私は認識しているのだ。
米国は先んじてはいない筈なのだが。
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