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中東:UAE主要紙「イスラエルは米国の有権者から学ぶべき」(WAM)
http://www.janjan.jp/world/0612/0611174890/1.php
アラブ首長国連邦(UAE)の日刊紙『ガルフ・ニュース』が、11月10日付の紙面で、今こそイスラエルは米国の有権者から学ぶべきときであり、オルメルト[イスラエル首相]やリーバーマン「副首相」に背を向けて、公正で平和的な和解を進めるべきだ、とコメントした。
同紙は次のように述べている。「イラクにおける米国の大失態とその後に起こったドナルド・ラムズフェルド国防長官の辞任からひとつ教訓を学びうるとすれば、それは、力では必ずしも平和と安定は達成できないということだ」。
イスラエルはこうしたことを繰り返し行ってきたが、いずれも失敗してきた。しかし、彼らは何も学ぼうとはしていない様子だ。レバノンにおけるイスラエルの敗北はその最新の事例に過ぎない。
また同紙は、「イスラエルは米国の有権者から学ぶべき」と題した社説において、次のように書いている。「今や彼らは、ハマスを政権の座につかせた民衆の意思をひっくり返すことを狙って、ガザで同じことをやろうとしている。しかし、それは無理な話だ。地域の和平にとって中心的課題であるパレスチナ問題は、パレスチナの全国民をいじめて屈服させることによっては解決し得ない」。
「パレスチナ人は、過去10年間にわたって、平和のために可能な譲歩を重ねてきた。今こそ、パレスチナにとっての和平のパートナーは存在するということをイスラエルが示す番である」。
「エフド・オルメルト首相と彼の殺人的な追従者たちは、決して平和のパートナーではない。まともな感覚の持ち主は、アビグドール・リーバーマンが平和の人だとは考えていない。識者の多くは、11月8日に起こった虐殺はリーバーマン流の和解の手段だとみている。すなわち、パレスチナ人が『消滅』するまで殺し続けようというのである。したがって、リーバーマン氏の考えによれば、中東紛争などというものは存在しないのだ」。
「イスラエルは、いまや米国の有権者から学ぶべきだ。彼らは、オルメルトやリーバーマンに背を向けて、公正で平和な和解を進めなくてはならない」。このように『ガルフ・ニュース』紙は結論づけている。(原文へ)
翻訳=山口響/浅霧勝浩(Diplomatt)