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(回答先: ブレア英首相がアフガニスタン派遣部隊を慰問 タリバンとの戦闘は激しさ増す一方(アルジャジーラ) 投稿者 なんじゃこりゃー 日時 2006 年 11 月 25 日 12:35:07)
アフガニスタン:議会がNATO攻撃による民間人犠牲者の実態を調査へ
http://www.janjan.jp/world/0611/0611124528/1.php
アフガニスタン南部カンダハール県パンジワイ地区でおよそ2週間、北大西洋条約機構(NATO)による過去最大のタリバーン掃討作戦「メデューサ」が実施された。
住民によれば、NATO率いる国際治安支援部隊(ISAF)の2回の空爆で、民間人およそ90人が死亡した。他方NATO側は民間人12人の死亡を確認したものの、ISAF報道官である米軍のルーク・ニッティング少佐は、「きわめて慎重に反政府勢力に標的を絞り、武装勢力38人を殺害した」と報道陣に対し述べている。アフガニスタン当局は、女性や子どもを含め死亡者は30人から80人と推定している。
10月30日、アフガニスタン下院は同地区の視察調査に7人の議員を指名した。
南東部パクティカ県選出のパチャ・カーン・ザドラン議員は、民間人の犠牲はNATO率いる外国軍とアフガニスタン治安部隊の連携不足に原因があると指摘する。
カルザイ大統領も同様に、10月27日、「アフガン国軍が統制している地域では犠牲者は少なく、連携も図られている。私たちの命令と見解が尊重されている」と記者団に語っている。大統領は、国際社会に対し、アフガン国軍の強化を強く求め、「アフガニスタンの村々での軍事作戦でテロを撲滅することはできない。テロの根源はアフガニスタンにない」と断言した。大統領は、カンダハールでの殺害を調査するため、元ジハード戦士リーダーのムラ・ナキブラ・アクンザダ氏を長とする委員会を任命した。
人権諸団体と国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)は、民間人の死亡を非難し、連合軍に対し民間人の犠牲を回避するよう求めている。ニューヨークに本拠を置くヒューマン・ライツ・ウォッチのアジア・リサーチ・ディレクターのサム・ザリフィ氏は、NATOの戦術は民間人の生命をますます危険にさらしており、地元住民の連合軍に対する憎しみを引き起こしていると声明で述べている。同時に、タリバーンに対しても、人口密集地域からNATOとアフガン国軍を攻撃していると非難している。
タリバーン掃討作戦のなか非難が高まる民間人の犠牲について報告する。(原文へ)
翻訳/サマリー=坪沼悦子(Diplomatt)/IPS Japan浅霧勝浩