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(回答先: 50万人がジュマイエル氏に最後の別れ ベイルートに渦巻く怒りの声 [アルジャジーラ] 投稿者 white 日時 2006 年 11 月 24 日 09:55:33)
□レバノンで宗派対立激化に懸念 シーア派が首都でデモ行進 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2764277/detail
レバノンで宗派対立激化に懸念 シーア派が首都でデモ行進
【アルジャジーラ特約24日】21日に暗殺されたピエール・ジュマイエル・レバノン産業相の葬儀が終わった23日夕、首都ベイルートでは、暗殺への関与疑惑も出ているイスラム教シーア派武装組織ヒズボラの支持者たちが、同組織の指導者で親シリア派のハッサン・ハスララ師を擁護するデモ行進を行った。
23日午後には、ベイルートの中心部に数万人の反シリア勢力が集まり、ジュマイエル産業相の葬儀に参加するとともに、親シリア派のラフード大統領やヒズボラを「シリアの手下」と非難したばかりで、同産業相暗殺事件を機にレバノンで宗派対立が激化する懸念が高まっている。
このデモは、シーア派の聖職たちが「ナスララ師が侮辱された」と訴えたのがきっかけで始まり、同派教徒数百人が繰り出し、ベイルート空港に通じる道路を封鎖した。
デモに参加した同派教徒たちは「ナスララ師よ、心配はいらない。われわれシーア派教徒たちはあなたを支持し、犠牲になるのもいとわない」と口々に叫んでいた。
これに対しナスララ師は23日夜に放映されたテレビ番組に登場し、シーア派教徒たちに対し「デモを直ぐに中止し、通りから引き上げてもらいたい」と呼び掛けた。
また、目撃者によると、ヒズボラの広報車もデモ現場に出動し、参加者たちに「直ちにデモをやめ、帰宅してほしい」などと訴えるとともに、ヒズボラのメンバーたちが、デモ隊の行く手を阻むため、主要路を”逆封鎖”していたという。
デモ参加者たちはアルジャジーラの取材に対し、「ナスララ師が受けた侮辱がデモの発端」としたが、同師がどのような侮辱を受けたのかははっきりしていない。
レバノンのスンニ派、キリスト教、ドルーズ派の指導者たちは23日、ベイルートで合同集会を開き、外国(シリア)からの干渉を終わらせるべきだする声明を出したが、親シリア派のナスララ師はこの中には加わらなかった。
ヒズボラはシリアとイランから強い支援を受け、ジュマイエル産業相の暗殺事件が起きる数日前には、親欧米派のシニオラ現レバノン政権の打倒を狙い、シーア派教徒たちに反政府デモの準備を促す訴えを出していた。
ヒズボラ関係者は「(同産業相に対する喪が明ける)土曜日には、われわれはデモを行う」と述べている。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2006年11月24日15時11分