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(回答先: 政治版→イラク米兵死者 再び激増、武装勢力 米中間選にらみ攻勢か―東京新聞 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 10 月 20 日 16:05:36)
イラク治安回復『失敗』
死者最悪の水準 作戦見直し着手
【カイロ=萩文明】イラク駐留米軍のコールドウェル報道官は十九日の定例会見で、バグダッドでこの夏以来展開している「過去最大級」の制圧作戦が「暴力レベルの削減を持続させるという、われわれの総合的な予測を満たしていない」と述べ、作戦見直しに着手したことを明らかにした。米軍が事実上、作戦失敗を認めるのは極めて異例。
同報道官は、イスラム教の断食月に入った先月下旬以降の三週間で、武装勢力によるバグダッドでの攻撃が、その直前の同期間と比べて22%増加したと説明し「落胆している」と主張。「イラク側と治安対策を再検討している」と述べた。
米軍はイラク軍と共同で八月、「ともに前へ」と題する作戦に着手。米兵一万五千人などの態勢で、首都での宗派間抗争の終結と反米武装勢力の壊滅を目指した。
当初は暴力減少の傾向があったが、すぐに「無秩序状態」に戻り、宗派間抗争も米軍攻撃も激化。九月の米兵死者数は七十一人。十月も十九日までで七十三人となり、一カ月間の死者数としては過去最悪だった二〇〇四年十一月の百三十七人に近づきつつある。
イラク人同士の殺りくの応酬も続き、ロイター通信によると、十九日の一日だけで、各地で三十八人以上が死亡した。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20061020/eve_____kok_____001.shtml