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(回答先: 子供を殉教戦争へと洗脳するイエスのキャンプの記録映画が米世論を二分/アラビアニュース 投稿者 white 日時 2006 年 10 月 08 日 23:43:58)
□「ジーザス・キャンプ」に見るアメリカ保守派にされる子供たち [もっと学ぼうニッポン:ブログ時代の日本語学習]
http://nihon.at.webry.info/200609/article_20.html
話題のドキュメンタリー映画「ジーザス・キャンプ」に見るアメリカ保守派にされる子供たち
<< 作成日時 : 2006/09/28 15:06 >>
98年からアメリカに住んでますが、最初の2年は中西部、次の1年は南部、ここ5年はNYにいます。NYは嫌なところもたくさんありますが(人が基本的に失礼、駅が夏は暑くて冬は寒い、教育費が高い!!!、家賃が高い、空気が汚い、5年たってもあいかわらずテロのターゲットらしい等など)、いいところもいろいろありますが、やっぱりリベラルってことです。自分を含めて外国人ばかりだし、人々の考え方が自由っていうか雑多で、人種や性的少数者に対するヘイトクライムをおこすような考え方が偏狭な人もいるけど、基本的に寛容さが高いほうだと思います。(まあ程度の差こそあれ、東&西海岸の大都市はそんな感じじゃないかと勝手に思って(願って?)いますが)。
ところが地理的な意味だけでなく、白人中層階級が多くて郊外が広がるMiddle Americaと呼ばれる地域(なお、中西部にあっても、アメリカ第3の都市シカゴはちょっと違いますし、大学都市マジソンなんかもややましなほうだと思います。
)では、あいかわらずというかなんというか、ブッシュ万歳、アメリカ万歳、キリスト教万歳そして、それ以外は悪魔という狭い考え方が広がってるんだよなぁ、まあ実際にはもっと複雑なんでしょうけど、そんな保守派が大多数なんだろうなぁと思ってしまわせる映画がこのジーザスキャンプです。(私は一般的にキリスト教に反対しているわけではありません。むしろキリスト教の博愛などの価値観に共感を覚えたりもします。何より、信教の自由が守られるべきだと思います。単なる理想かもしれませんが。)
アメリカでは夏休みが長い分、よく子供をキャンプに送るそうですが、中には、こういう宗教系のもあるわけです。このキャンプ「燃える子供たち(Kids on Fire)」という名前で、開かれている場所はノース・ダコタです。ノースダコタといえば、映画ファーゴを思い出しますね。ヤー。
このジーザスキャンプを主催しているのはベッキー・フィッシャーという女性牧師でYouTubeにちょっと彼女が信条を語るシーン(http://www.youtube.com/watch?v=gWhT2PtaD0w&eurl=)がありましたが、かなりコワイです。イスラム原理主義者が子供たちを、彼らのキャンプに送ってイスラム教の聖戦(ジハードってやつですね)ために死んでもいいと思わせているんだから、自分たち(アメリカ人)も子供たちをキリスト教、ジーザスのために死んでもいいと思わせるくらいのことをしてもいいはずだと熱弁をふるっています。
それからこの映画についての新聞記事(METRO)によると、迷彩服を着て、顔にも迷彩を塗って、神の軍隊に入って戦争で戦い、アメリカをキリストのために取りもどそうと教えられるそうです。さらに、ブッシュの写真に向かって祈ったり、中絶反対(保守派の一つの政治的信条の柱ですね)のために子供にプラスチック製の胎児の模型を見せて、中絶反対派の裁判官の当選を祈らせたりしているそうです。ヤバイです。こわいです。神様ー。あれ?でもこのやばさ加減にアメリカ人も結構どうかと思う人が多いようです。
ABCのニュースのクリップのほうがまとまっていて見やすいかもしれません。
http://www.youtube.com/watch?v=co1_9lR9EpM&eurl=
子供にとって良かれと思っても、宗教の排他性・熱狂を子供に押し付けるのはいかがなものかと思ってしまうのは私だけでしょうか。しかし同時に、子供に自分で考えなさいというのもそのなかで育ったら難しいでしょうけどねー。信仰は本来個人的なものじゃないかと思うんですが。。。。