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(回答先: 北朝鮮の核実験声明に関する神浦(軍事評論家)氏のコメント 投稿者 どん兵衛 日時 2006 年 10 月 06 日 22:26:10)
<北朝鮮核実験>「かつてない局面」中国が実施後を検討
(毎日新聞 - 10月06日 03:11)
【北京・飯田和郎】中国当局は、北朝鮮が核実験を強行する場合を想定し、実験後の朝鮮半島情勢の展望や中国が取るべき対応などについて、本格的検討に入った。報告をまとめるように指示を受けた政府系シンクタンクの研究者が5日、明らかにした。北朝鮮の核実験実施表明に対し、中国が「中朝関係はかつてない局面にある」との厳しい認識とともに、北朝鮮が実験に踏み切る可能性が大いにあるとの危機感を抱いていることを裏付けた。
中国は今後、(1)実験阻止に向けた国際的包囲網の構築(2)実験後の対応検討−−という二つの対策に同時進行で取り組んでいくことになる。
同研究者によると、北朝鮮問題に詳しい複数の研究機関・北朝鮮専門家が8月中旬、共産党関係機関から「核実験後の北東アジア情勢」などについて報告を出すよう指示された。いずれも外交方針策定に影響力を持つ研究機関・専門家で、同研究者は「一部の専門家はすでに意見や報告を提出した」と話している。
指示があった時期は、北朝鮮がミサイルを発射し、国連安保理の対北朝鮮非難決議が採択された後にあたる。同決議は中国などの主張を入れて、制裁など強制力を持つ内容には至らず、緊張状態はいったん沈静化した。だが北朝鮮の手法を熟知する中国は、北朝鮮が事態をエスカレートさせる可能性もあると予測。「核実験の実施」を最終点に緊張を高めることも想定し、対応策を専門家に求めたようだ。
北朝鮮外務省の3日の声明は、中国の予想が的中したといえる。中国外務省報道官が翌4日に発表した談話は、北朝鮮に「冷静さと自制を必ず保持するよう希望する」と述べたものの、直接的な非難は避け、北朝鮮を刺激しないよう配慮をにじませた。だが、最大の支援国である中国も北朝鮮の出方が読めない現状に変わりはない。
中朝関係はミサイル発射後、ギクシャクした状態が続いてきた。中国は9月、米国通の劉暁明・元駐米公使を新たな駐北朝鮮大使に起用し、対立する米朝間の仲介役をより積極的に果たす意欲を示したが、北朝鮮は強硬姿勢を崩していない。これも「最悪の事態」を想定した中国の準備作業の加速につながっているようだ。