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□産業大臣を狙ったテロで12人死亡 イラク警察内部にも忠誠問題が顕在化 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2533606/detail
産業大臣を狙ったテロで12人死亡 イラク警察内部にも忠誠問題が顕在化
【アルジャジーラ特約4日】イラクの首都バグダッドの中心部で3日、2回の爆弾テロ事件がほぼ同時に発生。うち1件はファウジ・アル=ハリリ産業相を狙ったものだったが、同相は無事だった。
イラク警察によると、同市カラダ区のキリスト教徒が多く住むキャンプ・サラ近くをハリリ産業相の車列が通り掛かり、同相の副官の運転手と警護要員が車に給油しようとした際、爆発が起きた。警護要員3人を含む12人が少なくとも死亡した。
産業相報道官はに「ハリリ産業相は省内にいてテロには全く遭わなかった」と述べた。
街路には死体が散乱し、救急車が到着する前に、人々がけが人を自家用車で病院に運んでいた。
続いて、近くの市場でも爆発が起き、2つのビルが大きな被害を受け、数10軒の商店が破壊された。警察によると、少なくとも75人が負傷した。
バグダッドのドゥラ区でも自動車爆弾が爆発、1人が死亡した。ラマディでは爆発物を積んだトラックがイラク軍総司令部の外側で爆発したが、警察によると死傷者はなかった。このトラックは総司令部の検問所に向かって走ってきて、警備兵の発砲を受けてコンクリート・ブロックに激突、爆発した。
米軍報道官によると、イラク政府当局はバグダッドでの秘密処刑隊をめぐる「複雑な事情」のため、警察の1戦隊を勤務からはずし、訓練基地に戻した。
10月1日、首都アミル区にある食肉冷凍工場に武装集団が乱入、従業員24人を拉致する事件が発生した。うち7人の遺体が後に発見されたが、残りの従業員の消息は不明。このため、警察幹部が待命となった。
スンニ派指導者たちはこの事件で、シーア派民兵を非難するとともに、治安部隊がこの襲撃を見過ごしたのではないかと示唆した。
米軍報道担当のウィリアム・コールドウェル少将は「秘密処刑隊(デス・スクォッド)分子が、本来なら制止されるべき時に、自由に動き回るのを許されているのには、何か複雑な事情がある。警察戦隊の一部はイラク政府に全面的に忠誠を誓っているべきなのに、他の者に忠誠を捧げている」と述べた。
イラク内務省は3日、警察戦闘隊指揮官である1中佐が拘束され、訊問を受けていると声明した。この戦隊が配属している大隊を指揮している少将も一時停職となり、更迭を命じられた。
イラク国軍筋によると、ディヤラ州では、250人以上が武装組織や民兵集団に所属している容疑で逮捕された。この摘発作戦で、大量の兵器、弾薬が発見されたという。
米軍の発表によると、3日中に兵士2人が死亡した。1人はイラク北部キルクーク市郊外で、もう1人は首都東部で殺害された。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2006年10月05日14時19分