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http://www3.nhk.or.jp/news/2006/10/02/d20061002000061.html
パレスチナ暫定自治区のガザ地区で1日、給料の未払いに抗議する公務員のデモをきっかけに、ハマス主導の治安部隊と、アッバス議長率いるファタハ系の治安部隊が衝突し、銃撃戦に発展しました。
またヨルダン川西岸地区では、ファタハの支持者がハマス主導の暫定自治政府の建物に放火する騒ぎも起きました。
地元の医療関係者によりますと、ガザ地区ではこれまでに7人が死亡したほか、50人がけがをしたということです。
パレスチナ暫定自治政府では、国際社会に受け入れられるよう、強硬な路線を掲げるハマス単独の内閣をかえてファタハも加えた連立内閣を発足させることで、先月双方の合意が成立しましたが、その後もハマスがイスラエルとの共存は受け入れられないとの原則を繰り返し主張したため、連立合意は振り出しに戻った形になっています。
こうした中、双方の衝突が相次いだことで、連立内閣の実現がいっそう難しくなったばかりか、パレスチナの内部対立がより深刻化するのではないかという懸念が強まっています。