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□タリバン、誘拐されたイタリア人記者解放を呼びかける [JANJAN]
http://www.janjan.jp/world/0611/0611033994/1.php
アフガン:タリバン、誘拐されたイタリア人記者解放を呼びかける 2006/11/04
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【カブールIPS=ダニッシュ・カロクヘル(パジュワク・アフガン・ニュース)、10月24日】
10月12日、アフガニスタンのヘルマンド州都ラシュカルガフとカンダハルの間で、イタリア人ジャーナリスト、ガブリエル・トルセーロ氏がアフガン人助手とともに何者かに誘拐された。目撃者によると、5人の武装集団がトルセーロ氏らが乗ったタクシーを止め、そのまま連れ去ったという。
誘拐犯らは、イタリアに亡命しているアフガン人のキリスト教徒アブドゥル・ラフマンをアフガンに返還し、イタリア軍をアフガンから撤退させない限り、トルセーロ氏を殺害すると脅している。
タリバンのカリ・ヨウサフ・アフマディ報道官は、パジュワク・アフガン・ニュースの電話取材に対して、トルセーロ氏は無実であり、イタリア政府の行動の代償を彼に支払わせるべきではない、と答えた。また、誘拐犯が自らタリバンの一員と名乗っていることに関して、それはタリバンを貶めるための嘘だと述べ、誘拐犯は金のためにトルセーロ氏を誘拐したとの見方を示した。
10月19日、パジュワク・アフガン・ニュースは、誘拐されたままのトルセーロ氏と携帯電話越しに話をすることができた。彼の声は震えていた。トルセーロ氏は、誘拐犯は自分のことをスパイだと考えており、自分が提供した情報により英軍がムサ・カラとナウザド地域を爆撃したと信じている、と語った。
トルセーロ氏はこれまで取材で何度もアフガンに入っており、今回は、アフガン南部での戦闘を取材していた。その途中で一度タリバンにスパイ容疑で逮捕されているが、すぐに釈放されている。
他方で、タリバンのムラー・ダドゥラー司令官は、9月4日、NATO(北大西洋条約機構)軍が率いるISAF(国際治安支援部隊)の情報をニュースとして流したジャーナリストは殺す、と脅しをかけてもいる。
10月7日には、ドイツの放送局ドイチェ・ヴェレのジャーナリスト2人が北アフガンで殺害されている。これは、2001年末にタリバンが敗走して以来始めての出来事であった。
アフガンにおけるイタリア人記者誘拐事件について伝える。(原文へ)
翻訳/サマリー=IPS Japan山口響
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(IPSJapan)