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夕張市の破綻について、北大のある教授が「行政をチェックできなかった市民にも責任がある」とコメントしていた。確かに道理としてはそうだろう。
しかし、行政を市民がきちんとチェックして健全な財政が保たれている町はあるのだろうか。現実は都道府県はもとより国にいたるまで、莫大な借金を抱えており、もちろん市民は傍観者でしかない。
国は産炭地振興の名の下にじゃぶじゃぶと補助金を垂れ流すだけで、基幹産業を失った町の再興について何かレクチャーしたのだろうか。実際は「夕張は観光に活路を見出そうと頑張っている」と、夕張を産炭地振興の先駆者的存在に祀り上げていた。
なのに、いざ破綻すると手のひらを返したようにこきおろし、「特別扱いはしない」と言い切り、言葉に出さないまでも「消滅もやむなし」といわんばかりだ。まさに、他の町へのみせしめである。
やがて、多くの市民は負担を背負いきれずに、町を去るだろう。そうなるとただでさえ所得の大幅減で税収は下がるのに、人がいなくなれば公共料金を上げても追いつくわけがない。
人口が半分になっても自力で借金を返せると夕張市は本気で考えているのか。また、道や国にしても夕張の再建計画がうまく行くと思っているのか。
結局、国がやろうとしているのは棄民ではないか。
「もはや夕張市民は国民に非ず、国民になりたくば町を出よ」である。
北海道では以前、拓銀が金融再編の見せしめとなった。くしくも今度は夕張が拓銀と同じ目に遭おうとしている。
情けないかな北海道庁はこの惨劇をただ傍観している。まあ、今の知事は経産省の天下りで、道産子ではないから、簡単に見過ごせるのかもしれない。まして、一期目の彼女にとって夕張破綻の責任はみじんも感じていないのだからなおさらだ。
夕張破綻の検証も必要だが、国は今一度、実現可能な再チャレンジに向け、地元と膝を詰めて、地方の生きる道を模索してもいいのではないだろうか。
このままでは地方切り捨てはますます加速する。安倍さんよ、再チャレンジって一体誰のためなの?
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