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驚きあきれるTM逃げ出し内閣
タウンミーティング研究 / 2006年12月13日
前代未聞のことが起きた。11時50分から教育基本法特別委員会の質問に立っていたが、質問中に官邸調査委員会の資料『タウンミーティング調査委最終報告書』が届いたのである。速記を止めて、5分でも読めば判読できるが、与党席は「ダメだ。質問時間がなくなるぞ」と黙って読み始めると野次の嵐。それでも、法務大臣を呼んでいて「全7回の司法制度改革タウンミーティングのうち6回でヤラセがあったじゃないか」と追及すると、謝罪もせずに事実を認めた。
今日は冒頭から、2週間かけて入手した平成13年度前期・後期の随意契約9億3932万9495円の会計書類のデタラメさを突いた。第一、この請求書には日付がない。内閣府山本官房長に「この請求書はいつ受け取ったんですか?」と訊ねると、「ちょっとわかりません」という返事。受け取った日付もわからないそうだ。電通の総額の請求書の下には、子会社である電通テックの請求書がとじこんである。この宛て先は「電通」御中であって、「内閣府」ではない。しかも、この請求書には、日付がないだけでなく、社判も代表取締役社長の印鑑もない。単なる紙なのか、本物の請求書なのか判らない。そこで、私は契約書に目を通した。第4条にはこう書かれている。
第4条 乙(電通)は、本契約により生じる権利又は義務を第三者に譲渡し、又は承継させてはならない。ただし、書面により甲(内閣府)の承諾を得た場合は、この限りではない。
そこで、電通が電通テックにタウンミーティングを執行するにあたって、第三者である子会社に委託するにあたって、「書面」の交付をしたのかどうかと内閣府に問いただしたが、「わかりません。したのかどうかも、わかりません」(山本官房長)という説明にならぬ説明でメチャクチャだった。
『最終調査報告書』は、45ページで「億単位の契約でありながら、契約締結時に見積もられた細かな旅費などの金額が精算額と1円単位で合致しているという不自然な点があることを発見した」と指摘し、「契約書の作成が実際の事業実施と前後してさかのぼって行われる「さかのぼり契約」の実態があった可能性が高い」と書いている。としたら、「日付のない請求書はいつつくられたのか」という疑問が浮上する。
塩崎官房長官に「この日付のない請求書の問題は最終報告書に書かれているのか。書いていないのなら、最終報告とは言えないだろう」と追及すると、なんと「読んでないのでわかりません」と逃げた。調査を命じた責任者が読んでいないとは何事だろうか。→続きは後刻。
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/2a548d2b928da611ec1eff415eb17048
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