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□補選・自民連勝の呆れた勝因 [ゲンダイ] 【安倍政権は『共産党サマサマ』】
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2628442/detail
補選・自民連勝の呆れた勝因
神奈川と大阪の衆院補選は、予想通り、自民党の2連勝で終わった。だが、安倍自民党が強いのかというと、そうではない。政治の危機をまじめに考えない愚かな選挙民と創価学会・公明党、さらには共産党の無策に勝たせてもらったにすぎない。
むしろ、安倍首相の意外な人気のなさが目立った補選だった。
「安倍内閣は歴代4位の高支持率ですが、小泉前首相と比べたら、集票力は全然違う。今回の補選では両方の選挙区で街頭演説をしているが、動員された観衆以外はほとんど安倍首相に関心を示さない。せいぜい携帯で写真を撮って終わりです。動員された観衆も学会員が多いせいか、公明党の太田代表の演説が終わったら半減というありさまでした」(選対関係者)
だから接戦だった大阪の自民党陣営は「最終日にはぜひ小泉さんに応援にきてほしい」と執行部に懇願したほどだ。
そんな弱い安倍でも勝てたのは、一にも二にも創価学会・公明党のフル回転だ。民主党の菅代表代行が「相手の運動員の大部分が公明党、創価学会の皆さんだ」と皮肉ったが、当たっている。政治評論家の森田実氏が言う。
「自民党の選挙は小泉時代から、学会・公明党が最大の後援会、票田になっている。とくに補選では関西の学会運動員が大阪9区へ、神奈川16区でも県内から運動員が集中した。彼らは、公明票はもちろんのこと、自民票まで人海戦術でしつこいほど掘り起こす。両選挙区の自民党候補の得票のうち、学会組織がかき集めた票は8割近いと見ていい。つまり、補選は自公候補が勝って当たり前のシステムになっている。逆にいえば、自民党単独で選挙をやったら、もう民主党に勝つのは無理なのです」
さらに、自公が一体なのに、野党がバラバラだから安倍政権の思うツボだ。前出の森田実氏が続ける。
「自公に対抗するには、勝ち目のない共産党が候補者を立てないことです。エゴイズムで立てるから、反自民票が分散され、結果的に自公候補を助けている。自公からすれば、共産党は敵どころか、ありがたい味方です。安倍政権は『共産党サマサマ』と言ってますよ。大阪9区の補選は、共産党が“共闘”したら逆転もあった。共産党は、戦争政権である安倍を助けてどうするんだ、考え直せと言いたいですよ」
加えて、前回に比べて15ポイント以上もの低投票率(神奈川16区=47%、大阪9区=52%)が示す通り、無党派選挙民は政治にまるで関心なし。いくら増税で苦しめられても、安倍のイケイケ強硬外交で北朝鮮危機が迫っても、投票で流れを変えようとしない。“不参加”で安倍戦争政権を支えている。処置ナシだ。
●武部発言「響かなくてよかった…」
昨年を大きく下回る投票率のドッチラケ補選には、それなりの理由があったようだ。
やっぱりというか、自民党の武部勤前幹事長がやらかしていた。21日、神奈川16区の亀井善太郎の応援に駆けつけた武部は、調子に乗って「不肖武部勤が善太郎の兄貴、オヤジになります!」と絶叫してしまったのだ。これには選対関係者も顔面蒼白だったらしい。
「ホリエモンの時の『わが弟です、息子です』と似たようなフレーズに聴衆もシラケていた。終わり良ければ、ですが、散々バッシングされたことを忘れちゃったんですかね」(地元関係者)
そういえば、応援に入った安倍首相も、候補者のことを「亀井静香」と呼んでいた。よく勝てたものだ。
【2006年10月23日掲載】
2006年10月26日10時00分
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